愛知県は19日、半田市の2養鶏場と常滑市の養鶏場、阿久比町のウズラ農場の計4カ所で、それぞれ高病原性鳥インフルエンザの感染が確認されたと発表した。また、千葉県も同日、銚子市と旭市の3養鶏場で鳥インフルの発生を確認したと発表した。
 これにより、今季に全国の養鶏場などで確認された感染事例は計39件となった。両県は7農場や関連農場などの計約144万羽を殺処分する。
 愛知県によると、18日午前、4農場から家畜保健衛生所に鶏やウズラがまとまって死んでいるとの通報があった。簡易検査で陽性となり、その後の遺伝子検査で感染が確認された。
 千葉県でも18日に死んだ鶏について相次いで報告があり、簡易検査と遺伝子検査の結果、感染が確定した。
 これを受け、農林水産省は19日夕、防疫対策本部を開催し、愛知、千葉両県に現地対策本部を設置することを決めた。県のまん延防止対策を支援することにしており、江藤拓農水相は「養鶏や日本の食卓を守っていくためにも、一丸となって取り組んでいただきたい」と述べた。 

(ニュース提供元:時事通信社)