クラウドに災害情報提供APIを装備し、建物OSや他サービ スとの連携を容易に行うことができる。

ホーチキは、火災の発生をSMSやEメールで速やかに通知し、火災情報の迅速な伝達、早期の避難誘導を支援する防災クラウドサービス「HOCHIKI as a Service(HCKaaS)」を提供する。火災受信機が保有する火災情報を集約したクラウドに災害情報提供APIを装備し、建物OSや他サービスとの連携を容易にしたもの。

同サービスでは、開封率が高い「文字」で火災情報を通知する「SMS通知機能」や、業務用パソコンへの一斉配信が可能な「Eメール通知機能」を標準機能として提供する。専用アプリを必要としないため、スマホだけでなくガラケーを使用している管理者でも簡単に導入でき、定額での利用が可能。さらに、クラウド上の火災情報をAPIにより提供できるため、建物OSや他の設備ベンダーと連携して不特定多数の在館者に安全な避難を促すこともできる。

連携オプション機能では、ボイットの「RECAIUSフィールドボイスインカム通知」と、JX通信社の「FASTALERT統括監視」を提供する。「RECAIUSフィールドボイスインカム通知」は、現場警備員が平常時に使用するトランシーバーアプリに火災情報を文字と音声で通知するもので、AIによる通話の文字起こしと振り返り再生によって聞き逃しを防ぐことができる。

「FASTALERT統括監視」では、地図画面に火災情報とリスク情報を表示し、遠隔地や同一敷地内の複数建物の統括監視が可能。火災情報とSNSの情報がまとめて取得でき、現場への的確な指示、社内外への適切な対応など、有効なBCP対策を提供する。

料金プランは、同社の総合操作盤を導入している場合には初期費用無料(受信機クラウド接続の場合は個別見積)。月額費用は、標準機能が2万円。標準機能の上限を超える受信数が必要な場合は別途オプション費用が発生する。また、連携オプション機能の利用には、別途オプション費用が発生する。

プレスリリース

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リスク対策.com 編集部