2024/12/24
防災・危機管理ニュース
帝国データバンクが24日までに明らかにしたところによると、経営統合の協議入りを表明したホンダと日産自動車の双方と取引関係のある国内企業は、部品メーカーなど9000社超。両社は基本合意書で「サプライチェーン(供給網)の最適化」に取り組むとしており、今後、下請け企業などの再編・統合も加速する可能性がある。
帝国データによると、自動車産業の裾野は広く、両社のサプライチェーン企業は合計4万社超に上る。このうち重複するのは9242社で、売上高1億円以上10億円未満が4507社と約半数、1億円未満が1752社と約2割を占める。
物価高や人手不足に加え、電気自動車(EV)などを巡る開発競争が世界的に加速する中、下請け企業も生き残りに必死だ。ホンダと日産の経営統合が実現すれば、規格の統一や契約見直しなどを新たに迫られ、M&A(合併・買収)などが活発化する可能性がある。
ホンダの三部敏宏社長は23日の記者会見で、「いろいろ議論して(取引先が)納得した上でないと(最適化を)進められない」と強調。各社の事情をくみながら丁寧な対話を重ねる方針を示した。帝国データは「メーカーは市場環境を考慮しつつ下請法を順守し、公正な取引条件を整えることが求められる」と指摘している。
〔写真説明〕ホンダ(写真上)と日産自動車(AFP時事)のロゴマーク
(ニュース提供元:時事通信社)

- keyword
- サプライチェーン
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/04/01
-
-
-
-
-
全社員が「リスクオーナー」リーダーに実践教育
エイブルホールディングス(東京都港区、平田竜史代表取締役社長)は、組織的なリスクマネジメント文化を育むために、土台となる組織風土の構築を進める。全役職員をリスクオーナーに位置づけてリスクマネジメントの自覚を高め、多彩な研修で役職に合致したレベルアップを目指す。
2025/03/18
-
ソリューションを提示しても経営には響かない
企業を取り巻くデジタルリスクはますます多様化。サイバー攻撃や内部からの情報漏えいのような従来型リスクが進展の様相を見せる一方で、生成 AI のような最新テクノロジーの登場や、国際政治の再編による世界的なパワーバランスの変動への対応が求められている。2025 年のデジタルリスク管理における重要ポイントはどこか。ガートナージャパンでセキュリティーとプライバシー領域の調査、分析を担当する礒田優一氏に聞いた。
2025/03/17
-
-
-
なぜ下請法の勧告が急増しているのか?公取委が注視する金型の無料保管と下請代金の減額
2024年度は下請法の勧告件数が17件と、直近10年で最多を昨年に続き更新している。急増しているのが金型の保管に関する勧告だ。大手ポンプメーカーの荏原製作所、自動車メーカーのトヨタや日産の子会社などへの勧告が相次いだ。また、家電量販店のビックカメラは支払代金の不当な減額で、出版ではKADOKAWAが買いたたきで勧告を受けた。なぜ、下請法による勧告が増えているのか。独占禁止法と下請法に詳しい日比谷総合法律事務所の多田敏明弁護士に聞いた。
2025/03/14
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方