【ロンドン時事】欧州連合(EU)欧州委員会は17日、中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」について、IT企業に違法コンテンツ対策を義務付けたデジタルサービス法(DSA)違反の疑いで正式に調査を開始したと発表した。選挙プロセスへの介入リスクに適切に対処していない可能性があるとしている。
 ティックトックを巡っては、11月24日に行われたルーマニア大統領選の第1回投票で、外国勢力に不正利用された疑いが浮上。泡沫(ほうまつ)扱いされていた無所属候補が首位に立ち、その後、ティックトック上に同候補を支援する多数の偽アカウントが見つかるなどした。 
〔写真説明〕中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」のロゴマーク(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)