部品点数を削減して約50%の軽量化に成功した。

富士通ゼネラルは、2021年から提供しているウェアラブルエアコン「コモドギア」のコンパクトモデルで、10秒装着で極冷却が可能な次世代モデルを開発した。ペルチェ素子を利用したネッククーラーを装着することで頸部を冷やすもので、外部温度に対して最大摂氏マイナス20度の冷却能力を発揮する。2025年春の発売を予定する。

同製品は、従来分離されていた冷却ネック部と水冷式熱交換部を一体化したチューブレス仕様で、熱交換部の装着が不要になったことで装着時間が約3分の1の10秒に短縮された。また、部品点数を削減して約50%の軽量化に成功し、使い心地を大幅に改善。建設業や物流関係、イベント関係などの移動が必須となる職種の人も手軽に利用できるようにした。消費電力も5~20ワットで省エネを実現している。

同製品の対応機能は「冷却モード」と「加熱モード」。3段階の出力パワー制御が可能。最大外形寸法(ネック部)は、高さ150×横幅196×奥行き91ミリメートル。質量は、ネック部が約300グラム、バッテリー部が約300グラム、リモコンが約50グラム。推奨使用温度範囲は摂氏5〜40度。連続使用時間は約2〜7時間。製造は、岩手県一関市を拠点とする富士通ゼネラルエレクトロニクスが手掛ける。

メーカー希望価格は6万円(税抜)。公式オンラインショップで先行予約が可能。2025年3月31日までの予約で早割が適用される。

プレスリリース

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リスク対策.com 編集部