農林水産省は3日、コメ取引の関係者による定期的な意見交換会を開いた。卸売業者側からはコメの確保が難しく、価格は現状から一段と上がる可能性があるとの指摘が出た。
 取引の代表的な指標となっている相対取引価格(玄米60キロ当たり)は、10月に全銘柄平均で2万3820円と過去最高を更新した。前年同月比で57%上昇。産地での集荷競争激化を背景に高騰に歯止めがかからない。3日の会合で、卸売業者の委員は「市場での調達価格は高騰している。量が不足しており、さらに価格が上がっていくのではないか」との見方を示した。 

(ニュース提供元:時事通信社)