【ニューデリー時事】パキスタン南西部バルチスタン州クエッタにある駅構内で9日朝(日本時間同昼すぎ)、自爆テロがあり、地元病院によれば26人が死亡、50人以上が負傷した。犠牲者はさらに増える恐れがある。
 同州の分離独立を掲げる過激派「バルチ解放軍(BLA)」が犯行声明を出した。駅から陸軍本部のある首都近郊ラワルピンディへ向かう列車に乗る兵士を狙ったとしている。警察筋は「死者や負傷者には兵士もいた」としつつ、正確な人数は確認できていないと話した。
 爆発は駅の切符売り場付近で起きたとの情報もある。当時100人程度の利用者が集まり、混雑していた。 
〔写真説明〕9日、パキスタン南西部バルチスタン州クエッタで、爆発が起きた駅の現場検証を行う治安当局者ら(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)