オフィスのセキュリティ向上と業務効率UPを1台で実現する

村田機械は、UTM(統合脅威管理)機能を内蔵したネットワークストレージ「InformationGuard EX(インフォメーションガード・イーエックス)」シリーズの新モデル「IPB-8557」「IPB-8357」の2製品を販売する。ムラテックフロンティアを通じて11月中旬から順次発売する。

「InformationGuard EXシリーズ」は、UTM機能によって外部からの不正侵入やウイルス攻撃による感染を防止するとともに、ストレージ機能で不意の障害や事故から業務データを守ることで、オフィスのセキュリティ向上と業務効率UPを1台で実現する中小規模事業所向けのセキュリティ対策製品。ハードウェアは5年間無償保証で、ハードディスク障害などトラブル発生時には同社のサービスエンジニアが迅速に対応する。導入から運用・メンテナンスは、ムラテックがトータルサポートを提供する。

新モデルでは、指定したストレージの共有フォルダーに対してスナップショット方式でデータの瞬間イメージを一定間隔で保存し、過去のファイルを手軽に呼び出せる「ロールバック機能」を搭載。ファイルが読み取り専用で保存されるため、万が一ランサムウェアに侵入されても上書き(暗号化)されず、必要なデータをすぐに呼び戻せることからBCP対策として活用できる。また、誤って削除や編集ミスしたファイルも過去の状態へ手軽に戻せるため、日頃の業務効率向上にも役立つ。

ストレージ標準搭載のウイルスチェックエンジンをソフォス社の「Intercept X Advanced for Server」に刷新。ストレージに書き込まれたファイルに対して高精度なパターンマッチングと機械学習エンジンでウイルス検出を行い、自動的に隔離する。USBメモリーを挿入することでメモリー内のウイルスチェックも行えることから、ネットワーク内でのウイルス感染防止にも役立つ。

従来モデルに引き続き、見積書や請求書などの電子取引データを令和3年度改正電子帳簿保存法で定められた保存方法に則って手軽に保存・管理できる機能を標準搭載する。これにより、公益社団法人日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)が認証する「電子取引ソフト法的要件認証」も取得している。

本体標準価格(税別)は、トリプルミラー方式・2TBのHDDでライセンス期間5年の場合に、「IPB-8557」が181万4000円、「IPB-8357」が158万9000円。そのほか、HDD容量が4TB/8TBの場合、HDD構成がトリプルミラー/ミラーリング+バックアップの場合、ライセンス期間が5年/6年の場合でそれぞれ価格が異なる。

プレスリリース

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リスク対策.com 編集部