野村ホールディングス(HD)の北村巧執行役は1日、傘下の野村証券が国債先物の相場操縦で金融庁から課徴金納付命令を受けたことについて、「顧客をはじめ関係者に迷惑と心配をおかけし、おわび申し上げる」と謝罪した。野村証券元社員が強盗殺人未遂の疑いで逮捕されたことも明らかになり、北村氏は「極めて遺憾だ」と陳謝、信頼回復に全力を挙げる考えを示した。
 東京都内で開いた決算会見で語った。相次ぐ不祥事に、加藤勝信金融相は同日の閣議後会見で「市場の門番として公正性確保への貢献が求められるのが証券会社だ」などと批判した。 
〔写真説明〕会見する野村ホールディングスの北村巧執行役=1日午後、東京・日本橋兜町

(ニュース提供元:時事通信社)