2024/06/18
ニュープロダクツ
NRIセキュアテクノロジーズは、外部に公開されている企業のIT資産を探索するとともに、検出されたIT資産に対して攻撃者目線でリスク評価を実施する「マネージドASMサービス」を提供する。IT資産と脆弱性の検出から、脆弱性の多角的なリスク評価、企業への通知・レポーティング、推奨対策の助言までを一元的に提供するもの。
IT資産の増加やクラウドの普及に伴って拡大したインターネット境界の隙・綻びの管理(Attack Surface Management=ASM)が求められるなか、同サービスでは、これまで把握できていなかったIT資産も含めて外部に公開されているIT資産を洗い出し、それらに内在する「悪用可能な脆弱性の有無」を明らかにすることで、リスク管理の高度化を支援する。
実施ステップとしては、まず企業名、ドメインやIPアドレスの情報をもとに、各種ツールを活用して、対象となる外部に公開しているIT資産の全体像を把握する。続いて、発見されたIT資産の利用OSやプロダクトのバージョン情報、公開ポートや利用可能な管理コンソールといった外部公開サービスの情報を収集・可視化し、内在する脆弱性を検出する。
さらに、検出された脆弱性に対して、最新のセキュリティ技術やベストプラクティス、脅威動向に精通した同社のコンサルタントが、攻撃者の視点で悪用しやすい脆弱性かどうかを多角的に判断してリスク評価を行う。対応優先度の高い脆弱性や、攻撃されやすい公開サービス、管理コンソールの意図しない公開、その他のセキュリティ設定不備などを可視化し、対策の優先順位付けをサポートする。
そのほか、オプションとして提供する「マネージド脅威情報分析サービス」と組み合わせることで、IT資産をもとにサイバー脅威の継続的なモニタリング・評価・レポーティングまでを提供することもできる。
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com 編集部
- keyword
- サイバーセキュリティ
- IT資産
- 脆弱性
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/11/19
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
-
セキュリティーを労働安全のごとく組織に根付かせる
エネルギープラント建設の日揮グループは、サイバーセキュリティーを組織文化に根付かせようと取り組んでいます。持ち株会社の日揮ホールディングスがITの運用ルールやセキュリティー活動を統括し、グループ全体にガバナンスを効かせる体制。守るべき情報と共有すべき情報が重なる建設業の特性を念頭に置き、人の意識に焦点をあてた対策を推し進めます。
2024/11/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/11/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方