2024/4/26発生の、タイ・製氷工場で猛暑によりアンモニアタンクが破裂
機械の老朽化に加え、最高気温44℃の数日間の猛暑がタンク破裂のトリガとなった可能性。影響を受けたアンモニアタンクを氷で覆い、アンモニアの拡散を抑制し、約3時間半後に漏洩が止まった。工場は1日あたり約100tの氷を製造しており、2台の機械のタンクに最大約2,400Lのアンモニアを貯蔵していた

2024/5/13発生の、和歌山・リサイクル工場のタンクから発煙
産業廃棄物の中間処理などをしている工場の敷地内の屋外に設置されたタンクからの発煙。警察と消防が近隣住民などに工場に近寄らないように呼びかけた

2024/5/17発生の、三重・リサイクル工場の資材置場で金属スクラップの火災
敷地内の約2,000平方mの資材置場に置かれていた鉄屑、プラスチック片、家電製品などの金属スクラップ約10,000立方mが焼け、隣接する鉄骨造平屋建ての建物に延焼

2024/5/20発生の、宮城・貨物船の倉庫内でパームヤシ殻の積込作業中に二酸化炭素中毒
倉庫内にはバイオマス発電の燃料に使用されるパームヤシ殻約3,000tが積まれていた。パームヤシ殻には酸素を吸収して二酸化炭素を出す性質があることから、倉庫内に高濃度の二酸化炭素が滞留していた可能性。倉庫内で倒れていた作業員2名が病院に搬送され、意識不明の重体であった1名が翌日に死亡。もう1名は軽症であった

2024/5/20発生の、島根・バイオマス発電所で火災
木質バイオマスを燃料として24時間稼働するバイオマス発電所での火災。出入口のシャッタ2枚の一部が焼けた

2024/5/22発生の、愛知・小学校のプールで塗装作業中に火災
プールでは塗装作業が行われており、洗浄用に使用されていた溶剤から何かの原因で出火し、付近にあった塗料に着火した可能性。出火時は部活動などを行う児童らがいたが、避難してけが人はなし

 

出典:産業技術総合研究所 安全科学研究部門「さんぽのひろば