2024/05/13
防災・危機管理ニュース
【カイロ時事】イスラエル軍は12日、パレスチナ自治区ガザ北部のジャバリヤで、「(イスラム組織)ハマスが再集結しているとの情報」を基に地上作戦を開始したと発表した。軍は1月に北部でハマスの部隊を解体したと説明していたが、戦闘が再燃した形だ。軍はまた、最南部ラファ東部でも地上作戦を継続。ガザ保健当局によると、ガザでの累計死者数は3万5000人を超えた。
イスラエル軍はジャバリヤで標的約30カ所に空爆を加え、戦闘員を殺害。11日夜から12日未明にかけて地上部隊を投入した。ハマスはイスラエル軍の戦車を攻撃したと主張した。ラファ東部では、ハマスの地下トンネルに通じる立て坑を破壊したという。
イスラエル軍は11日、ジャバリヤの住民約10万~15万人に避難を要請。大規模地上侵攻による民間人犠牲者の拡大が懸念されるラファでも退避勧告の対象地域を広げた。軍はまた、北部の別の地域でも作戦を実施した。
〔写真説明〕12日、パレスチナ自治区ガザ北部ジャバリヤで、イスラエルの爆撃を受け上がる煙(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)
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