2024/04/14
防災・危機管理ニュース
熊本地震から8年となるのを前に市場調査会社マクロミル(東京)が実施した防災意識調査で、災害時の安否確認方法を家族で共有していた割合が35%にとどまることが13日までに分かった。単身世帯に限ると、4人に1人にも満たず、同社は「災害時のコミュニケーションや備えに課題があることが浮き彫りになった」と分析している。
調査は2月中旬、全国の男女20万人を対象にインターネットを通じて実施。災害時の準備状況について、「十分準備できている」から「必要性を感じない」までの五つの選択肢を示し、回答を選んでもらうなどした。
それによると、「避難場所・避難経路の確認」について「十分」または「一定の」準備ができていると回答したのは42.8%で、半数に満たなかった。災害時のコミュニケーションに関連する項目で準備できているとした割合はさらに低く、「家族同士の安否確認方法」は35.0%、「頼ることのできる近所付き合い」は23.9%だった。
コミュニケーション関連の2項目を、単身世帯に限って分析すると、「一定の」を含め、準備できているとしたのはそれぞれ23.4%、13.8%と、より低い水準にとどまった。「必要性を感じない」を選んだ人もそれぞれ2割近くに上った。
準備済みの備蓄品を複数回答で尋ねた質問で、半数を超えたのは懐中電灯(55.4%)のみ。同居家族3日分の水を準備していたのは37.2%で、簡易トイレは22.0%だった。
同社の担当者は「大地震を自分の事として捉えられていないことが低い結果につながった。『今でなくてもいい』と後回しにせず、備えをしてほしい」と話している。
(ニュース提供元:時事通信社)
- keyword
- 安否確認
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/04/01
-
-
-
-
-
全社員が「リスクオーナー」リーダーに実践教育
エイブルホールディングス(東京都港区、平田竜史代表取締役社長)は、組織的なリスクマネジメント文化を育むために、土台となる組織風土の構築を進める。全役職員をリスクオーナーに位置づけてリスクマネジメントの自覚を高め、多彩な研修で役職に合致したレベルアップを目指す。
2025/03/18
-
ソリューションを提示しても経営には響かない
企業を取り巻くデジタルリスクはますます多様化。サイバー攻撃や内部からの情報漏えいのような従来型リスクが進展の様相を見せる一方で、生成 AI のような最新テクノロジーの登場や、国際政治の再編による世界的なパワーバランスの変動への対応が求められている。2025 年のデジタルリスク管理における重要ポイントはどこか。ガートナージャパンでセキュリティーとプライバシー領域の調査、分析を担当する礒田優一氏に聞いた。
2025/03/17
-
-
-
なぜ下請法の勧告が急増しているのか?公取委が注視する金型の無料保管と下請代金の減額
2024年度は下請法の勧告件数が17件と、直近10年で最多を昨年に続き更新している。急増しているのが金型の保管に関する勧告だ。大手ポンプメーカーの荏原製作所、自動車メーカーのトヨタや日産の子会社などへの勧告が相次いだ。また、家電量販店のビックカメラは支払代金の不当な減額で、出版ではKADOKAWAが買いたたきで勧告を受けた。なぜ、下請法による勧告が増えているのか。独占禁止法と下請法に詳しい日比谷総合法律事務所の多田敏明弁護士に聞いた。
2025/03/14
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方