2024/04/04
防災・危機管理ニュース
【台北時事】台湾東部沖で3日に起きた強い地震から一夜明けた4日、被害が最も大きかった東部・花蓮では警察や消防が救助作業を急いでいる。台湾当局によると、4日午前の時点で135人が鉱山や山中に取り残されたり、連絡が取れなくなったりしている。
地震は、東部沿岸を震源に3日午前7時58分(日本時間同8時58分)ごろ発生し、マグニチュード(M)は台湾中央気象局発表で7.2、日本の気象庁は7.7と推定している。台湾全土で揺れを観測し、震源地に近い花蓮では落石や建物の倒壊などで9人が死亡。負傷者は北部の新北市や台北市など各地で計1050人に上った。被害はさらに拡大する可能性がある。
消防当局によれば、花蓮では山間部の道路が土砂崩れなどで寸断。4日は早朝からヘリコプターを飛ばし、鉱山に取り残されていた6人を救出した。鉱山や山中に取り残された人は101人、連絡が取れなくなった人は34人となっている。
〔写真説明〕4日、台湾東部・花蓮で、地震によって倒壊した建物(ロイター時事)
〔写真説明〕3日、台湾東部・花蓮で捜索活動に当たる救助隊員(中央通信社提供)(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)
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