2024/03/20
産総研「さんぽのひろば」週刊化学災害ニュース
2024/3/7発生の、愛媛・木材チップ工場で破砕機の火災
稼働中の木材の破砕機から出火した可能性
2024/3/9発生の、東京・物流倉庫で火災
インターネット通信販売の商品などが保管されていた倉庫約7,500平方mが全焼。消火のために放水した水の凍結により、付近の道路でスリップ事故など3件が発生した
2024/3/11発生の、中国・炭鉱でガス爆発
坑内に滞留していた可燃性ガスに、何かの原因で着火した可能性。坑内にいた作業員24名のうち、22名が地上に脱出したが、2名が行方不明となった。また、脱出した22名のうち8名が重傷で病院に搬送されたが、7名が死亡した
2024/3/11発生の、静岡・農薬工場の配管内でガス爆発
配管を通る可燃性ガスに何かの原因で着火した可能性。配管1本が破損し、付近の壁や屋根の一部が破損した
2024/3/12発生の、タイ・ファスナ工場で火災
工場内に布、プラスチック、糸などの可燃物が多数あったことや、工場内にあったガスボンベのガスなどに着火したことなどで被害が拡大した可能性。けが人はなし
2024/3/12発生の、島根・クリーニング工場のボイラ室でベルトコンベアの火災
工場内で水蒸気を発生させるための燃料の木材チップ運搬に使用されていたベルトコンベア2基の火災。工場は当日の稼働を終了しており、ベルトコンベアは停止していた
出典:産業技術総合研究所 安全科学研究部門「さんぽのひろば」
産総研「さんぽのひろば」週刊化学災害ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/11/26
-
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
-
セキュリティーを労働安全のごとく組織に根付かせる
エネルギープラント建設の日揮グループは、サイバーセキュリティーを組織文化に根付かせようと取り組んでいます。持ち株会社の日揮ホールディングスがITの運用ルールやセキュリティー活動を統括し、グループ全体にガバナンスを効かせる体制。守るべき情報と共有すべき情報が重なる建設業の特性を念頭に置き、人の意識に焦点をあてた対策を推し進めます。
2024/11/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/11/05
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方