平時は業務の効率と質を高めながら、災害時にはシームレスに緊急連絡ツールとして使用できる

医療業界横断DXを目指すHITOTSUは、平時・災害時における院内外・病院間の安定的かつ効率的なコミュニケーションを支えるコネクトツール「HITOTSU Link」のβ版を提供する。平時は業務の効率と質を高めることで、取引企業を含めた収益性低下の解消を支援し、災害時にはシームレスに緊急連絡ツールとして使用できるもの。

同ツールでは、電話通信の使用が多い医療現場において、チャットルームでのタイムリーなテキストのやりとりにより、「言った言わない」等のすれ違い・対応忘れを回避できる。インターネットを介したテキスト・スタンプコミュニケーションのため、災害時でも安定通信が可能。平時から日々利用するため、災害時におけるログイン情報失念の不安がなく、メンバーの追加削除も日々実施できる。コミュニケーションツールとしてプライベートと職場の連絡を切り分けることができるため、職員の心理的安全性の確保にもつながる。

24年春実装予定の「病院間コミュニケーション・病院横断ユーザーグループ作成機能」は、グループ病院間・地域病院間でのやりとりを効率化し、災害対策にも有効。そのほか、医療業界に特化した「業務日誌機能」や「リマインダー機能」、同社が2023年1月にリリースした医療機器・資産管理システム「HITOTSU Asset」との連携機能などを24年春に実装する予定。

同ツールは、インターネットにつながるPC・スマートフォン・タブレットから専用のウェブサイト・Appにアクセスし、ID・PWでログインして利用するため、専用端末の準備や投資が不要ですぐに利用開始できる。「HITOTSU Asset」と同じプラットフォーム利用・シングルサインオンも可能。

同ツールは、医療機関に無償提供され、企業には医療機関との接続料金(月額)が発生する。クリニック・19床以下の医療機関との接続の場合は2000円、20〜99床の場合は6000円、300〜499床の場合は1万円、500床以上の場合は個別設定。なお、パートナー企業応援制度により、接続企業1社目は無料、2社目・3社目は半額となる。「HITOTSU Asset」導入企業には無償で自動付帯される。

同社は2023年8月から全国の医療機関・代理店と同ツールの実証実験を進め、平時における医療機関の業務効率化と代理店の営業生産性向上の効果を実証。2024年1〜2月を実証フェーズの最終段階と位置づけ、同年3月に正式リリースする予定。

プレスリリース

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リスク対策.com 編集部