東京都は26日、2024年度当初予算案を発表した。弾道ミサイル攻撃に備え、都営地下鉄大江戸線の麻布十番駅に併設した防災備蓄倉庫を活用して、地下シェルターを整備するための調査費用を盛り込んだ。一般会計総額は過去最大の8兆4530億円となった。
 予算案では、子育て支援を重視。教育費の負担軽減に向け、高校授業料の実質無償化や私立中学校の授業料支援で所得制限をなくす。給食費の負担軽減に取り組む市区町村に対しては、費用の2分の1を支援。23年度から始めた0~18歳の子どもに月5000円を給付する事業も継続する。このほか、介護職員らの処遇改善に向けた独自助成に乗り出す。 

(ニュース提供元:時事通信社)