2018/06/22
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
ブロック塀は本当に防犯にいいの?
防犯まちづくりの推進の一例として、ブロック塀を撤去することの方がすすめられていて、「ブロック塀が死角をつくり、侵入の足場ともなる」という記載や
「建物の壁面後退や交差点の隅切り等による見 通しの確保や、ブロック塀の改善、老朽住宅の 建替え更新等を進めることが重要といえます。 」という記載があります。
沿道のブロック塀についても「暗がりを解消するとともに、安心して歩ける歩道を確保することが重要です」とあり、ブロック塀の撤去が防犯に役立つという論調です。 撤去の一助にしていただければと思います。
もっとも、フェンスなどの設置のために2段くらいのブロック塀を使っても危険ではありません。危険なブロック塀を撤去しても、撤去であたらしい塀の基礎部分にブロック塀の需要も増やすことができるので、業界にとっても決してマイナスな話ではないのではと思います。
また、微生物と一緒にすることで、傷を自動修復するコンクリートの話題もでていて、こんな塀だったらもっと安全になっていくのかなと希望もあります。
■生物でひび割れを直すコンクリートが日本上陸(日経XTECH)
http://tech.nikkeibp.co.jp/kn/atcl/bldnews/15/041801322/
安心な未来を皆で協力して作りあげていければいいなと思っています。
ということで、今回のような悲しい事件はもう絶対にあってはいけないですよね。少なくとも2年前から警鐘されていた事なのです。もう対策をしなかったではすまされないと思っています。
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