直感的な操作で映像による情報収集を支援

キヤノンマーケティングジャパンキヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は、ジオテクノロジーズが提供する業務用地図アプリケーション開発キット「MapFan SDK for Windows」と連携し、地図操作で高所カメラを制御できるソリューション「カメラ地図連携アプライアンス」を提供する。従来の高所カメラ・システムでみられる「カメラがどこを向いているかわからない」、「カメラ操作がわかりづらい」、「地図ソフトウエア使用の際、インターネットに接続したくない」といった課題を解決し、災害発生時などの情報収集の正確性と意思決定の迅速化に貢献するもの。

同ソリューションは、映像管理ソフトウエアと、ジオテクノロジーズの業務用地図アプリケーション開発キット「MapFan SDK for Windows」、それらを制御するキヤノンITSが開発したソフトウエアをタワー型サーバにインストールしたアプライアンスとして提供する。ソフトウエアとハードウエアを一体型で提供することで、システム導入負荷を軽減し、短期間での利用開始を可能にする。インターネットに接続しないオフライン環境でもシステム導入が可能。

同ソリューションでは、キヤノンITSが開発した機能により、地図上の任意の地点を選択すると、登録された高所カメラの設置場所から選択地点までの距離や高さを計算し、最適なカメラ映像を表示できる。また、カメラの現在の撮影方角を地図上に表示し、ズームに応じて撮影範囲の形を自動的に調節して表示できる。

さらに、画面上から検索した住所に向けてのカメラ制御(複数台同時制御可能)や、アプライアンスのHDDへの録画保存、保存された録画の再生も可能。登録できるカメラ台数は、地図連携対象外カメラも含めて最大48台。

そのほか、同ソリューションの導入時には、提供製品と同一のソフトウエアやアプリケーションがインストールされたデモ用のノートパソコンを一定期間無償で貸し出し、導入前の動作確認なども行えるようにする。既に映像管理ソフトウエア(XProtect)を利用しているユーザーは、クライアントオプションのみの追加購入により、地図連携を利用することも可能。

同ソリューションでは今後、登録したスマートフォンの位置情報を地図上に表示する機能や、カメラが向いている方向の住所を画面上に表示する機能などの実装を予定する。価格はオープン価格で、要件によって異なる。なお、カメラは同ソリューションに含まれない。

プレスリリース

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リスク対策.com 編集部