2017/10/02
防災・危機管理ニュース
気象庁は9月29日、黒潮の大蛇行に関する発表を行った。8月下旬から東海沖で大きく離岸している状態が継続。12年ぶりの大蛇行と評した。東海から関東地方の沿岸にかけて浸水被害に警戒するように呼びかけた。
太平洋を流れる黒潮は8月下旬から大きく離岸。気象庁によると潮岬で黒潮が安定して離岸し、かつ東経136~140度の流れが最も強いところの最南下点が北緯32度より南に位置するという、黒潮大蛇行の判断の条件を満たしているという。今回の蛇行は2005年8月以来12年ぶりの規模。
この黒潮の流路変更で、東海から関東にかけて潮位が上昇。台風や低気圧が接近した場合はさらに上昇が見込まれることから、気象庁は注意を呼びかけている。今後少なくとも1カ月は大蛇行が継続する見込みだという。
■ニュースリリースはこちら
http://www.jma.go.jp/jma/press/1709/29a/20170929_kuroshio.html
■関連記事「黒潮大蛇行、関東・東海で浸水被害注意」
http://www.risktaisaku.com/articles/-/3598
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
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