2020/05/25
危機管理担当者が最低限知っておきたい気象の知識
情報のアクセス方法
このように便利な「気象情報」ですが、気象庁のホームページではすぐに見つからないのが難点です。情報へのアクセス方法についてまとめましたので、実際に確認してみてください。
○全般気象情報
全国レベルの情報は、次のサイトにアクセスするだけで入手できます。
https://www.jma.go.jp/jp/kishojoho/
○地方気象情報
地方版の「気象情報」は、「全般気象情報」を開いた画面から該当する地方を選ぶことが必要です。
○府県気象情報
都道府県版の「気象情報」は、「全般気象情報」を開いた画面で「府県」を選び、該当する都道府県を選択することで確認できます。
なお、文章形式と図形式の「気象情報」は次の図のように混ざって発表されます。「(図)」とタイトルに入っている情報が図形式の情報、それ以外が文章形式の情報です。
「気象情報」は、24時間から2、3日先に災害に結び付くような激しい現象が発生する可能性があるときに発表されるため、情報収集体制の強化や初動対策の開始といった判断に生かすことができます。大雨になっているときには、今後のピークや大雨の継続見込みなども把握が可能です。早期の警戒から一連の事象の終了まで役立つ情報であり、大雨以外(例:大雪、暴風、高波、低気圧、降ひょう、少雨、長雨、潮位など)でも情報が随時発表されるので、普段からぜひ利用してみてください。
危機管理担当者が最低限知っておきたい気象の知識の他の記事
おすすめ記事
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/11/19
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
-
セキュリティーを労働安全のごとく組織に根付かせる
エネルギープラント建設の日揮グループは、サイバーセキュリティーを組織文化に根付かせようと取り組んでいます。持ち株会社の日揮ホールディングスがITの運用ルールやセキュリティー活動を統括し、グループ全体にガバナンスを効かせる体制。守るべき情報と共有すべき情報が重なる建設業の特性を念頭に置き、人の意識に焦点をあてた対策を推し進めます。
2024/11/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/11/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方