会場で「備」の字を書きあげた武田双雲氏は、地元・熊本での経験を話した

日本損害保険協会は3~5日にかけて東京・江東区のパレットタウンで「見て、感じて、備えよう!地震体験フェア~地震保険創設50年~」と題したイベントを開催している。地震体験装置などを設置。3日は書道家の武田双雲氏を招いてオープニングイベントが行われた。

地震映像と揺れるシートで震度7を体験

地震保険制度が創設されて50年を記念し、地震や噴火、津波による被害をカバーする同保険や防災への理解を深めるために開催。地震体験装置は360度映像を映せるシアターと動くシートにより、震度7の地震を疑似体験できる。また地震のメカニズムのほかAEDの使用法や心肺蘇生について学ぶコーナーもある。

イベントに招かれた武田氏は熊本県の実家が2016年の熊本地震で被害を受け、救援のため駆けつけた際に経験したこと、復興支援のための母校訪問や展覧会開催についてトーク。武田氏が地震体験装置を利用した際の映像が流されたほか、会場で「備」の字を書きあげ「できる限り、力強く備えよう」と呼びかけた。

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