2017/03/01
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
静岡県内の実施校に刺激を受け、全国で生徒のための備蓄を実施する学校もちらほらでてきました。
しかし、まだ生徒用の個人備蓄の実施は少数です。みなさんのお子さんの学校がまだだったら、新学期が始まる前の今がチャンスです。第1回のPTA総会や役員会、学校との面談で、実施校の情報を伝えてください。保護者個人負担から始めたところもありますから、予算がない学校でも実施できますよ!
実施されている学校のいくつかのパターンをまとめてみました。
学校での保管の仕方
1.ビニール袋タイプ
2.ダンボールに個人の名前を書いたもの
3.体操服入れサイズの袋
4.市販の非常持ち出し袋
などがありました。入れ物の大きさについては学校が指定するパターンがほとんどです。
中に入っているものは
A. 学校が指定する防災グッズの学校指定型
B. 個人がすべて準備する個人準備型
C. 学校指定品と個人準備品で1パックにしたハイブリッド型
があり、
1日分の飲み物・食料(カロリーメイトやゼリー飲料、その他慣れている食材)アメニティ(歯ブラシ、タオルなど)や軍手やマスク
などが入れられています。セット品を購入して終わりというのではなく、生徒や保護者が中身を自分で考え、話し合って入れる作業を重視し、防災をじぶんごとにする教育の一環と考えている学校もあります。
財源のパターンは、
イ. 学校の防災費用
ロ. 学校とPTA活動費
ハ. PTA活動費
ニ. 個人負担
がありました。
学校に防災の予算がない場合、初年度は、PTA活動費や個人負担という制度から始めたというケースが多いと感じています。
では、具体例をみてみましょう。
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