2、地震等でガラスを踏んだり、熱いアスファルトを歩いた際のやけど、爪がはがれている状態等、犬の足裏を保護する包帯処置について

■↓包帯処置のビデオ

出典:YouTube

負傷部位が足裏の場合の包帯処置例:
手順1:犬の安全確保を行う(マズル、横臥位固定など)
手順2:負傷部位の消毒とガーゼでの止血や保護。包帯が直接、負傷部位に当たらないようにする。
手順3:足指の間に綿やガーゼを詰める。
手順4:包帯を足先から巻いていく。最初に負傷部位をカバーし、手袋を作るような感じで巻き上げ、第2関節の上で折り返す。骨折がある場合は、副子(スプリント、シーネ、厚紙)等で固定する。また、獣医までの搬送中、包帯を噛んで外さないように見守ること。

通常、ガーゼの上に包帯、そして、伸縮性のある粘着包帯で固定処置することがほとんどだが、粘着包帯を使うときには壊死を避けるために包帯の締め付けすぎに注意し、血液の循環を保つこと。さらに、必ず、一度、綿の包帯を巻いた上から粘着包帯を使うこと。理由は病院で外すときに毛を抜いてしまい、痛みや怪我の悪化を伴うため。