今流行のトレイルランニング用のリュック兼ベストもおススメ。でも「もっていかない」という選択も!?

避難道具として、リュックが苦手、装着が難しいという理由でポケットが多くついたベストを避難用に手作りしたという声も聞きます。でも、ベストが体とフィットしていなければ、リュックよりも重くなります。ポケットがおへそより下であれば、そこに荷物を入れて揺れると重たいですよ。

ストラップをつけてジャストフィットさせる。できるだけ上に荷物を入れる等の工夫をしてみてくださいね。

ちなみに、山の競技で最も速さが求められるトレイルランニング用のリュック兼ベストを形状はとても参考になると思います。

揺らさない、重心を上にするの徹底ぶりは半端ないです。

トレイルランニング用のリュック兼ベスト 画像提供:ザ・ノース・フェイス社https://goldwinwebstore.jp/ec/pro/disp/2/NM61523

以上、荷物が軽くなるアウトドアリュックの知恵をみなさんと共有できれば嬉しいです。臨機応変な素早い避難に役立ててくださいませ!

でも、もし、荷物が重くて逃げるのに支障があれば、持たないことも想定してくださいね。

津波がすぐ来ることが想定されている 三重県紀北町、大分県佐伯市、和歌山県串本町などでは、備蓄は高台の倉庫に置いて、住民は何も持たずに避難できるようにしています。

三重県にある高台の倉庫。地域住民の避難道具はここに確保されている

この発想、自然の仕組みを知って、軽さを追求する。でも、リスクヘッジとしてエクケープルートも確保する、というアウトドアの知恵と似ている気がします♪

柔軟な発想で、厳しい自然とも共存していきたいですね!
まずは、この夏、体にあった素敵なリュックがみつかりますように♪

(了)