2019/08/09
防災・危機管理ニュース
半導体製造装置メーカーのディスコは7月24~25日にかけて、広島県呉市の自社工場において社内防災イベントを実施した。アウトドア用品専門店の好日山荘が協力。防災に役立つアウトドア用商品の販売会の他、好日山荘と気象予報士によるセミナーも実施した。
24日は桑畑工場、25日は呉工場で実施。桑畑工場では29人、呉工場では18人が参加した。平成30年7月豪雨(西日本豪雨)では呉市でも大きな被害があり、従業員個人における備えの強化や、防災意識の向上につなげることを目的に実施したという。同社では防災など事業継続への取り組みに従前から積極的に取り組んでいるが、さらに従業員個人が災害に備え、自助努力を高めることで、有事の際に行政による公助の負荷を下げる体制づくりを目指し、地域貢献につなげたいとしている。
セミナーでは好日山荘の登山学校チームと気象予報士の石井洋之氏が講師を務めた。就寝中の地震対策、皿に巻くことで洗浄を不要にし、節水に役立つといった避難生活への備えとしてラップフィルムの活用法のほか、西日本豪雨災害をもたらした要因や大雨をもたらす雲発生のメカニズム、テレビの天気予報で注意したいキーワードといった気象に関する話題が説明された。販売会ではウォーターレスシャンプー、ヘッドライト、携帯トイレ、携帯浄水器といった災害時に役立つものが販売されたという。
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
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