上限60万のブロック塀撤去補助金で個人の支出額0になることも可能な田野町

まずは、こちら。高知県安芸郡田野町。

田野町はHPで「四国一面積が小さくて、四国一魅力的な町」として紹介されています。

風光明媚な場所ですね! そして、こちらが田野町のハザードマップ

太平洋に面した高知県では、南海トラフ地震が起こった際の津波到着時間が早いと想定されています。田野町の沿岸部でも、5分以内に津波が到着する場所もあります。でも、高知県の防災の取り組みは、全国でも最先端であるものも多いです。行政も地域の方も企業もわが事として真剣に考えているからでしょうか、最新防災情報というと、これも高知発? というケースは結構あります。

ここ田野町では、ブロック塀対策で先進的な取り組みを始めました。津波からの素早い避難のためには、倒壊したブロック塀が道を塞ぐことはあってはなりません。

田野町では、高知県の事業と合わせて合計40万円の補助金を出していました。そして、今回、さらに田野町が決めた避難ルート沿いのブロック塀には20万円上乗せして、合計60万円の補助金が出ることになりました。

60万円の補助で、撤去と新規の塀を作ることができるのです。60万円! 豪華な塀にしてしまうと、上限60万円を超えるケースもあるかもしれませんが、一般的な撤去と新規の塀となると、金額内に収まることが多いので、実質的に負担金0円で撤去&新規の塀の設置が可能になります。