気象庁は2日、関東甲信では3日から5日にかけ、前線や低気圧の影響で断続的に雨や雪が降り、山地や山沿いを中心に大雪になる所があると発表した。東京23区を含む関東南部平地でも雪が積もる所があると予想され、同庁と国土交通省は交通の障害に注意を呼び掛けている。
 東京管区気象台の吉田貴弘・気象防災情報調整官は、さいたま市の国交省関東地方整備局で記者会見し、「3日の日中と、4日午後から5日明け方にかけての2回、降雪のピークがある」との見通しを示した。
 同局の小澤知幸・道路情報管理官は「東名や新東名などの高速道路や並行する国道、首都高速道路で予防的な通行止めを行う可能性がある」として、迂回(うかい)や通行ルートの見直しを検討するよう求めた。
 3日午後6時までの24時間予想降雪量は多い所で、甲信25センチ、関東北部山地20センチ、関東北部平地と埼玉・秩父、東京・多摩、神奈川・箱根5センチ、関東南部平地3センチ、東京23区1センチ。4日から5日にかけては、より多い降雪量が予想される。 
〔写真説明〕関東甲信の大雪予報について記者会見する東京管区気象台の吉田貴弘・気象防災情報調整官(左)ら=2日午後、さいたま市の国土交通省関東地方整備局

(ニュース提供元:時事通信社)