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海外のレジリエンス調査研究ナナメ読み!
第213回:混乱が続く事業環境に対応するためのリスクマネジメント
今回紹介するのは、さまざまな混乱が次から次へと発生する状況を受け入れ、いかにうまく切り抜けていくかという課題認識にもとに、行われた調査報告書。リスクマネジメントのためのソリューションに対して回答者から最も多く求められているのは、インシデントの発生をリアルタイムで検知する、使い勝手の良い警報システムだとしている。
2023/03/22
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「共同通信 海外リスク情報」活用術
豊田通商グループにおける海外駐在員と出張者の安全管理
約130カ国で事業を展開する豊田通商。グループ会社は1000社を超え、全体の従業員数は6万5千人にも上る。近年はアフリカ地域に特化した事業部を設け、アフリカの成長を後押しする。グループ会社も含めた駐在員とその家族、ならびに海外出張者の安全を守るのが、コンプライアンス・危機管理部の危機管理・BCM推進室だ。
2023/03/22
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組織の垣根を越えるリスクマネジメント活動
住宅建材・設備機器メーカー大手の株式会社LIXILHOUSING TECHNOLOGYは「体系化」「情報」「活動」の3軸をベースにリスクマネジメントを展開。重点活動の一つが、自然災害リスクに対する対応力向上活動です。災害による被害の最小化は住宅建材設備を供給する者の責任と位置付ける同社の取り組みを紹介します。
2023/03/19
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再考・日本の危機管理-いま何が課題か
様子見の姿勢ではゆでガエルへの道一直線か⁉
グローバル化が進んだ社会環境下、企業が経済安全保障に本気で対応すれば間違いなく大きな痛みをともないます。政治が煮え切らず、梯子を外されるリスクさえ感じるなか、正直者が損をしかねないと判断する経営者がいても何らおかしくありません。現実的にどう対応すべきか、かなり難しい領域ですが、今回から筆者の考えを交えて論じていきます。
2023/03/14
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山を歩けばリスクにアタる
ブランク明けはいつにもまして慎重に
ブランク明けは、何かと思いもよらないことが起こりがちです。習慣で身についていたはずのことを忘れていたり、普段の勘が鈍っていたり、身体がなまっていたり。3年間続いたコロナ禍が転換期を迎え、企業内もさまざまなルールが変わるタイミング。ハルトが2カ月ぶりの山歩きでおかした失敗から学びます。
2023/03/09
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世界のリスクマネジメントの潮流
エネルギーリスクマネジメントの進め方
ロシアのウクライナ侵攻を受けて、エネルギー価格が上昇している。これまではエネルギー消費量を削減し、再生エネルギーへの移行を長期的に進めることはリスクマネジメントとして考慮されていたが、今やコストを考慮したネルギーの確保は喫緊の大きなリスク要因になっている。実際、電力の安定供給が見込める地域の工場の生産量を増加させ、電力コストが高い地域での操業を落とすといった対応策を取る企業も出て来ている。こうした対策を進めるためには、いくつかのポイントを押さえるべきである。
2023/03/09
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ESGリスクマネジメントセミナー
本セミナーでは、ESGをリスクマネジメントの側面からとらえ、ESGに関わるリスクとは何か、ESGの目標設定から実効に至るまでのリスクマネジメントプロセスをどう構築していけばいいのか、さらには、BCPの観点からも、これまでの災害だけを特定した計画にESGの要素をいかに取り入れていくべきか、などを分かりやすく解説します。
2023/03/07
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企業をむしばむリスクとその対策
サステナビリティ情報開示のポイント
前回は企業に求められる非財務情報の開示について、特に「事業等のリスク」に関する開示の好事例について見ていきました。今回は、昨年6月に有価証券報告書への記載が新設された「サステナビリティ情報」について見ていきます。
2023/03/05
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日本の高層建築は安全か
トルコ・シリア地震は死者5万人を超える大惨事となりました。建物の重量が一瞬で生存空間を奪う衝撃は、死者を出さない対策の重要性を日本の建築にも突きつけています。特に超高層建築は住居・オフィス利用が始まって歴史が浅く、リスク評価がまだ未確定。トルコ・シリア地震を機に、日本の高層建築の安全性と持続可能性について考えます。
2023/03/01
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山を歩けばリスクにアタる
ネット情報で“わかったつもり”が一番アブナイ
あり余るほどの情報があふれるネット空間。登山も例外ではなく、情報サイトや投稿記事にはこと細かな山行記録、豊富なスナップ写真が満載です。便利に使えることは間違いありません。が、それだけで山を“わかったつもり”になると、思わぬ落とし穴が。ネットの情報収集に潜むリスクと上手な役立て方を、ハルトとヒデさんの会話から学びます。
2023/02/22
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海外のレジリエンス調査研究ナナメ読み!
第209回:生き残りから繁栄に向かうためのサプライチェーンリスク管理
今回取りあげるのは、サプライチェーンリスク管理に関するBSI(英国規格協会)の報告書。ロシアのウクライナ侵攻、米中対立の激化による分断など、サプライチェーンを取り巻く環境が大きく変化するなか、経営にも大きく影響するサプライチェーンに関するリスク状況をBSIがこれまで収集・蓄積してきた各種のデータをもとに、内部の専門家が分析・考察している。
2023/02/15
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リスクトレンド研究会―2023年企業に求められる社会の要請と取り組むべき課題
リスク対策.com の連載陣が、自身の記事を解説する公開オンライントークです。最新のリスクトレンドと注視するポイントを伝えるとともに、連載者同士が意見交換を行って記事を深掘りし、得られた気付きを共有します。聴講者の皆様がウェビナーのQ&A 機能を使って質問することも可能です。
2023/02/09
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山を歩けばリスクにアタる
「まだ大丈夫だ」と思う心理に要注意
リスクホメオスタシスという理論があります。簡単にいうと、人はリスクの許容レベルを超えない限り、心配よりも自分の利益を優先する意識が勝つというもの。例えば慎重に運転すべき冬道でも、スタッドレスタイヤを履くとつい速度を上げてしまうのがこの心理だといわれます。ハルトとヒデさんの山旅から、リスクホメオスタシスの回避法を考えます。
2023/02/09
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「共同通信 海外リスク情報」活用術
三菱電機グループの海外安全・危機管理施策
世界に約14万6千人のグループ従業員を抱える三菱電機は、海外に駐在する従業員と帯同家族、そして海外出張者の安全を「海外安全対策センター」が管理している。センター設立のきっかけは約200人の邦人が人質となった1990年のイラク軍によるクウェート侵攻。センターの役割は情報収集・分析と発信、個別相談への対応、安全教育、海外拠点など現地の状況把握、安全施策の検討・実施、有事対応など多岐にわたる。
2023/02/07
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最終的には「死生観」と向き合わざるを得ない
転換点を迎えた新型コロナ政策。各国・各地が徐々に関連規制を緩和、撤廃し始め、日本政府も感染症法上の位置づけを5類に移行する方針を決めました。社会は元の状態に戻るのか、どのような課題が残されているのか。感染対策と社会・経済活動の両立にかかる分析・シミュレーションを発信してきた東京大学大学院の仲田泰祐准教授に聞きました。
2023/02/05
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企業をむしばむリスクとその対策
リスク評価にオリジナルな観点を盛り込む
Web3.0(ウェブスリー)というキーワードを頻繁に目にするようになってきました。ブロックチェーンを基盤とした分散型のインターネットとして新たに提唱された考え方ですが、なぜ多くの企業が注目しているのでしょうか? 今回から数回に分けて、ある企業を例に、web3.0の概念やこれによりもたらされる新たな機会を紹介していきましょう。
2023/02/04
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世界のリスクマネジメントの潮流
デジタル化に対応したデジタルを活用したリスクマネジメント
コロナ禍で、多くの組織がリモートワークやハイブリッドワークなどを導入し、分散型での業務体制を構築している。こうした体制では、集中したオフィスでの管理とは異なるリスクマネジメントを必要とさせる。分散した労働力はデータ損失、コンプライアンス問題、セキュリティ対策など、リスクを増大させるからである。具体的には、デジタル化へ対応したリスクマネジメント体制を充実させるとともに、これらのデジタル・ITを「活用した」リスクマネジメント体制を整えることが求められる。
2023/02/03
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コロナは終わるか
各国が新型コロナ規制の緩和、撤廃を進めるなか、日本政府も感染症法上の位置づけを5類に移す方針を決定。政府による一律の規制や要請がなくなれば、どこまでの対策を行うかは個人や組織の判断です。厚生労働省の専門家会議は職場などでの合意形成が望ましいとしていますが、それぞれの価値観に寄り添いつつ合意形成を図るには何が必要か。専門家のインタビューから探ります。
2023/02/01
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海外のレジリエンス調査研究ナナメ読み!
第208回:パンデミック後の世界において懸念されているリスクのトップ10
今回紹介するのは、世界有数の保険会社であるAllianzが2023年1月に発表した「Allianz Risk Barometer」の2023年版。新型コロナパンデミックのリスクは後退し、世界的に懸念されるリスクには大きな変化がみられる。
2023/02/01
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山を歩けばリスクにアタる
自己のレジリエンス力を磨く3つの習慣
失敗の連続で心が折れ、その後も調子が上がらない。そんなスランプに陥ることは誰でもありますが、重要なのはその状態を慢性化させないことです。ストレスの多い時代だからこそ、レジリエンスの力を鍛えましょう。それは特別な訓練ではなく、普段の習慣にあります。いや、すでに実践しているかもしれません。ハルトの気付きから学びます。
2023/01/26
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AIに潜むリスク 今後企業が検討すべき課題とその対応
企業の経営層、DX部門、コンプライアンス部門の管理職クラスを対象に、「今後企業が検討すべきAIリスクの課題とその対応」について世界的なAIスタートアップ Robust Intelligenceの平田泰一氏に説明していただきます。
2023/01/12
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統合マネジメントシステムが育てる従業員のリスクマインド
堀場製作所は1993年に品質マネジメントシステムの国際規格ISO9001の認証を取得、2004年には品質・環境・労働安全のマネジメントシステムを一体的に運用する統合マネジメントシステムIMSの認証を取得し、2011年には国内のHORIBAグループ一体で運用するまで発展させてきました。成果はリスクマネジメント活動にも表れています。
2023/01/12
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山を歩けばリスクにアタる
避難小屋といえども一定の準備と配慮が必要
登山で緊急的に利用できる避難小屋ですが、あらかじめ計画に組み込んで泊まる場合、多少なりとも快適に過ごそうと考えるなら、一定の準備が必要です。特に週末や連休は満室の可能性を考慮し、最悪小屋の外で野宿できる装備を持参するのがベター。そして最も大切なのが、同宿者への気遣いです。避難小屋利用のABCを、ハルトと友人の会話から学びます。
2023/01/12
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リスクトレンド研究会―2023年企業が重点的に対応すべき課題とリスク対策
リスク対策.com の連載陣が、自身の記事を解説する公開オンライントークです。最新のリスクトレンドと注視するポイントを伝えるとともに、連載者同士が意見交換を行って記事を深掘りし、得られた気付きを共有します。聴講者の皆様がウェビナーのQ&A 機能を使って質問することも可能です。
2023/01/10
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2023年のリスク対策
振り返ると、2022年は思いもよらないリスクが顕在化した年でした。これから始まる2023年は、どのような年になるのでしょうか。年頭にあたり、13人の専門家とともに考えます。何が起きても不思議ではない不確実性の時代、リスク対策を取り巻く変化を感じ取り、知見・知識を解きほぐす参考にしていただければ幸いです。
2023/01/05