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デジタルリスクの地平線 ― 国際的・業際的企業コミュニティの最前線
第10回 「だしぬけ」に備えよ
2021/06/10
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非IT部門も知っておきたいサイバー攻撃の最新動向と企業の経営リスク
サイバーセキュリティーを単なるコストセンターにはしない
ESGによる長期的な持続可能性が求められる現在、サイバーリスクもその重要な指標の一つとなっている。サイバーリスクの状況は日々変化しており、多様で相互に関連した複雑なリスクへとつながっている。コストセンターとして捉えられがちなサイバーセキュリティーを、長期的に持続可能であることをアピールする機会へと発展させていくことも可能だろう。
2021/06/09
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海外のレジリエンス調査研究ナナメ読み!
第144回:パンデミック後を視野に入れた世界規模でのサプライチェーン・リスクのトレンド
今回紹介するのは、BSI(British Standard Institution:英国規格協会)が行ったサプライチェーン・リスクに関する調査報告書。パンデミック後を視野に入れた世界規模でのリスクトレンドを探ったものとなっている。サプライチェーン見直しのポイントを押さえることができる。
2021/06/01
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デジタルリスクの地平線 ― 国際的・業際的企業コミュニティの最前線
第9回 谷を渡るセキュリティー
景気の悪化に伴い、企業の経営者はリスクアペタイト(許容度)を調整します。自社にとってのリスクの量や性質が変わるからです。セキュリティーのリーダーもそうした経営者の息遣いをより敏感に感じ取っていくことが求められるのでしょう。
2021/05/13
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非IT部門も知っておきたいサイバー攻撃の最新動向と企業の経営リスク
サプライチェーンリスクの特効薬
サイバーリスクにおいてもサプライチェーンリスクは深刻な問題となっているが、はたして特効薬と呼べるような対策・対応はあるのだろうか。
2021/05/11
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テレワーク時代のデジタルBCP基礎講座
重要インフラや製造業を襲うサイバー攻撃
重要インフラの分野でICT障害が発生すれば、すぐにわれわれの生活や社会経済活動に影響が出てしまうということは想像に難くない。ICT障害の原因にはさまざまなものがあるが、セキュリティの分野では、サイバー攻撃やマルウェア感染が主な要因となる。ただ、あまり対策は進んでいないように見受けられる。
2021/04/21
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デジタルリスクの地平線 ― 国際的・業際的企業コミュニティの最前線
第8回 変数だらけのリスクマネジメント
最も難易度の高い仕事の一つは、小売業かもしれません。消費者は気まぐれ、さまざまな業界にまたがるサプライヤーも数知れず。そうした中を流れていくデータの安全性を、継続的に保証することが求められます。
2021/04/09
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感染症時代のリスクマネジメント
再び露呈したサプライチェーンの脆弱性
リスクマネジメントは、企業が与えられた経営環境のもとでリスクを組織的に管理することです。新型コロナウイルスの流行長期化で与えられた経営環境が変化している今こそ、その真価が問われるとき。今回は、感染症時代における経営課題について考えます。
2021/03/17
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海外のレジリエンス調査研究ナナメ読み!
第138回:12年間にわたって続けられているBCIのサプライチェーン・レジリエンス調査
BCMの専門家や実務者による非営利団体であるBCIが「Supply Chain Resilience Report 2021」という調査報告書を2021年3月9日に発表した。これはBCIが主に会員を対象としてサプライチェーンの途絶に関するアンケート調査を実施し、その結果をまとめたものである。
2021/03/16
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「ポストコロナ」のサイバーセキュリティーと日本企業の脆弱性
今後のポストコロナにおける経済回復フェーズで想定されるサイバー環境と、企業が取り組むべきサイバーセキュリティー対策について、ITソリューション/コンサルティング事業を展開する日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)の酒寄孝側氏(サイバーセキュリティー本部長)に伺った。
2021/03/16
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海外のレジリエンス調査研究ナナメ読み!
第137回:サプライチェーンがこれからの環境変化に適応していくためのレジリエンスとは
英国の雑誌『The Economist』の調査部門であるEconomist Intelligence Unitが、サプライチェーン・マネジメント協会からの委託を受けて実施した調査結果を、「The Resilient Supply Chain Benchmark」という報告書にまとめて2021年2月に発表した。この報告書は、2020年10月に米国の上場企業の中から308社を対象として行われたサプライチェーンのレジリエンスに関するベンチマーキングの結果と、各社から公開されている情報、およびさまざまな分野のエキスパートへのインタビューをまとめたもの。
2021/03/09
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改良を積み重ねたサプライチェーン管理手法
東日本大震災では、部品供給網の寸断が大きな課題となった。その後も、災害がある度にサプライチェーン問題が顕在化している。製品に使われる部品そのものが複雑になっていることに加え、気候変動などに伴う異常気象が追い打ちをかける。日産自動車では、東日本大震災前からの継続的なBCPの取り組みと、過去の災害検証を生かしたサプライチェーン管理の仕組みにより、災害対策に手ごたえを感じ始めている。コーポレートサービス統括部担当部長の山梨慶太氏に聞いた。
2021/03/07
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海外のレジリエンス調査研究ナナメ読み!
第136回:パンデミックの影響を踏まえて事業中断リスクをどのように考えていくか
世界有数の保険会社であるAllianzが毎年発表している「Allianz Risk Barometer」の2021年版。同報告書によると、グローバルビジネスにおいて最も重要なリスクのトップ3は、事業中断、急激なパンデミック、サイバー・インシデントだった。
2021/03/02
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3.1110年目の挑戦
日本社会とそこに生きる企業にさまざまな課題を投げかけた東日本大震災。果たして、それらの課題は解決をみたのでしょうか、またその解決は時代の変化に耐え得るのでしょうか。奇しくもコロナ禍に見舞われている10年後のいま、企業は再び危機対応について考える機会を得ています。月刊BCPリーダーズ3月号は、企業や専門家への取材を通じ、災害対応の現在を切り取ります。
2021/03/01
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海外のレジリエンス調査研究ナナメ読み!
第131回:欧州におけるリスクマネジャーのパンデミック対応の現状
欧州リスクマネジメント協議会による組織が受けたパンデミックの影響に関する調査報告書。新型コロナウイルスのパンデミック前に、自組織が想定しているリスクのリストにパンデミックが含まれていたという回答は31%にとどまっている。
2021/01/19
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海外のレジリエンス調査研究ナナメ読み!
第125回:サプライチェーン・レジリエンスの概念的フレームワーク
今回紹介する論文は、「サプライチェーン・レジリエンスの概念の理解」。「The International Journal of Logistics Management」という、物流やサプライチェーンなどに関する話題を扱う学術雑誌に2009年に掲載されたものである。本論文では、サプライチェーン・レジリエンスの概念的なフレームワークが示され、さらに今後研究が進められるべき6つの研究命題が提示されている。
2020/11/24
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コロナと共存する「転禍為福のBCP」とは?変化を見逃さず柔軟に危機対応、転換も恐れず
新型コロナウイルスの影響はグローバルサプライチェーン全体に及んでいます。供給の途絶だけでなく需要も落ち込み、現在なお出口が見えません。企業はこれからどのような戦略で事業を継続すればいいのか。6 月30 日に開催した危機管理カンファレンス基調講演で、名古屋工業大学の渡辺研司教授は「転禍為福」(禍転じて福と為す)のBCP のあり方を解説しました。
2020/08/04
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サプライチェーン見直しを効率的にシミュレーション
日立ソリューションズは、サプライチェーンのデジタルツインを構築し、製造プロセスの改善を支援するクラウドサービス「グローバルSCMシミュレーションサービス」を提供する。
2020/07/28
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海外のレジリエンス調査研究ナナメ読み!
第109回:パンデミック後のサプライチェーンの未来
サプライチェーンに特に注目した調査報告書。サプライヤーの地元化や物流サービスの利用意向の変化など、今回の新型コロナウイルスパンデミックは、サプライチェーンにも大きな変化をもたらしているようだ。
2020/07/21
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海外のレジリエンス調査研究ナナメ読み!
第108 回:サプライチェーンのレジリエンスを評価するためのフレームワークが示された論文
西安交通リバプール大学(西交利物浦大学)蘇州国際ビジネススクールのYu Han氏ほか2人による、サプライチェーン・レジリエンスの能力とパフォーマンス指標に関する論文。153の論文の系統的なレビューから、測定のフレームワークが示されている。
2020/07/14
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NRIセキュア、「NIST SP800-171」準拠支援サービスを強化
NRIセキュアテクノロジーズはこのほど、企業の情報セキュリティ対策状況を可視化するために独自に開発する標準化フレームワーク「NRI Secure Framework」(NSF)において、米国立標準技術研究所(NIST)が発行するガイドライン「NIST SP800-171」に対応した「NSF for NIST SP800-171」を新たに策定した。同フレームワークを活用し、「NIST SP800-171」準拠を目指す企業に対して「セキュリティ対策状況可視化サービス」の提供内容を強化する。
2020/05/22
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海外拠点を含めたリスクマネジメント~自動車部品のグローバルサプライヤーとしての取り組み~
発表者は、臼井国際産業株式会社 CSR推進室の堰沢一郎さんです。
2020/02/18
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海外のレジリエンス調査研究ナナメ読み!
第81回:11年間にわたって続けられているBCIのサプライチェーン・レジリエンス調査
これまで本連載では、BCMの専門家や実務者による非営利団体であるBCI(注1)によるサプライチェーン・レジリエンス調査の報告書を度々紹介してきたが(注2)、今年も例年通り、11月5〜6日にロンドンで開催された「BCI World Conference and Exhibition 2019」の1日目に今年の調査結果のお披露目があり、出席者に報告書が配布された(現在は後述の通りBCIのWebサイトからダウンロードできるようになっている)。そこで今回はそのBCI Supply Chain Resilience Reportの2019年版を紹介する。
2019/11/19
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海外のレジリエンス調査研究ナナメ読み!
第70回:サプライチェーンのレジリエンスに関するここ10年間のトレンド
これまで本連載では、BCMの専門家や実務者による非営利団体であるBCI(注1)によって毎年発表されている「Supply Chain Resilience Report」を度々紹介してきた(注2)。これは主にBCI会員に対するアンケート調査を通して、サプライチェーン途絶の発生状況や企業等における対策状況や問題意識などを探ろうとするもので、2009年に最初の調査が行われて以来、10年連続で行われている。
2019/05/21
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サプライヤー対策、BCP策定率上回る
MS&ADインターリスク総研は2月26日、国内全上場企業3535社を対象に実施したBCM(事業継続マネジメント)の実態調査の結果を発表した。回答数は352社。前回調査の2015年度比でBCP(事業継続計画)の策定率や訓練の実施率が上昇した。また、サプライチェーン対策を行う企業の割合がBCP策定率を上回った。
2019/03/22