企業と従業員を守るための知識とケーススタディー
【月刊BCPリーダーズ】3月号

東日本大震災は、日本社会とそこに生きる企業にさまざまな課題を投げかけました。日頃の備え、見舞われたときの避難と初動、その後の立ち直り、事業の維持と継続、どれだけの問いが発せられたかしれません。果たして、それらの課題は解決をみたのか、またその解決は時代の変化に耐え得るのか。奇しくもコロナ禍に見舞われている10年後のいま、企業は再び危機対応について語る機会を得ています。

 

月刊BCPリーダーズ3月号では、災害対応の基盤強化に向けて10年越しの挑戦を続けてきた日産自動車(横浜市)と、老舗百貨店・藤崎(仙台市)の事例を紹介。また日本の防災の根本問題とその解決策を、現在の視点から東京大学生産技術研究所の加藤孝明教授に語っていただきました。

 

独自調査では、地震シミュレーション型アンケートの結果を前号に続いて分析、企業が抱える防災やBCPの課題を詳しく解説。長期化する新型コロナの影響についても、感染者の公表、ワクチン接種者の把握、リモート災害対策本部などの取り組み状況を総まとめしました。

合わせて、そもそも日本社会が感染症の危機にどう対応してきたのかを、医療社会史が専門の奈良女子大学・鈴木則子教授にインタビューしています。