デジタル庁は15日、石川県と協力し、災害時に停電や通信遮断が生じた場合でも、衛星通信サービス「スターリンク」と可搬型バッテリーを使って、避難所運営業務システムの稼働を継続できるか検証する試験を金沢市で行った。同県や県内市町の職員を対象にスターリンクの設置訓練も実施した。
 同庁は、避難所運営業務の効率化に向けて、避難者がマイナンバーカードを用いて入所手続きなどを済ませることができるシステムの普及を目指している。
 同日の試験では、こうしたデジタル技術を活用した避難所運営業務システムが、停電と通信遮断時にも連続して稼働できるか確かめるため、バッテリーの消耗速度などを計測した。2月にはマイナカードを使った入所手続きの実証実験も行う予定だ。 
〔写真説明〕衛星通信サービス「スターリンク」の設置訓練に参加する石川県職員(右)=15日午後、金沢市
〔写真説明〕デジタル庁の訓練で衛星通信サービス「スターリンク」のアンテナを設置する石川県職員=15日午後、金沢市

(ニュース提供元:時事通信社)