政府は1日、石破茂首相が提唱する「防災庁」の創設に向け、阪田渉官房副長官補をトップとする設置準備室を内閣官房に発足させた。内閣府の防災担当と連携して具体像を検討し、2026年度中の防災庁設立を目指す。
 首相は訓示式で「わが国は世界有数の災害発生国だ。人命最優先の防災を早急に構築することが求められる」と指摘。「そのためには専任の閣僚を置き、災害対応のエキスパートをそろえた本気の事前防災のための組織が必要だ」と強調した。 
〔写真説明〕防災庁設置準備室の看板を掛ける石破茂首相(左)と赤沢亮正担当相=1日午後、東京都千代田区(代表撮影)

(ニュース提供元:時事通信社)