2024/10/01
防災・危機管理ニュース
【ニューヨーク時事】米南部を襲った大型ハリケーン「ヘリーン」について、米メディアは30日、死者が少なくとも6州で計130人以上に上ると報じた。多数が行方不明となっており、犠牲者は増える恐れがある。
バイデン大統領は同日、甚大な被害が出ているノースカロライナ州の被災地を10月2日に視察すると明らかにした。同州では豪雨による洪水や土砂崩れで数百カ所の道路が寸断されており、当局は航空機やラバを使って支援物資を運ぶ試みを続けている。
ヘリーンは26日、5段階のうち2番目に強い「カテゴリー4」でフロリダ州に上陸。北上に伴い熱帯低気圧となったが、ノースカロライナ州西部でアパラチア山脈にぶつかり、高地の冷たい空気によって冷却されて大雨を降らせたとみられている。
〔写真説明〕大型ハリケーン「ヘリーン」による暴風雨で被災した現場=9月27日、米南部ノースカロライナ州(地元当局が29日提供)(EPA時事)
〔写真説明〕9月30日、米南部ノースカロライナ州で、大型ハリケーン「ヘリーン」による洪水で損壊した道路(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)
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