東北地方から東海にかけては2日、前線が南下したため局地的に大雨になる所があった。気象庁は、雨量が多かった地域では地盤が緩んでいる恐れがあるとして、土砂災害に警戒するよう呼び掛けた。
 観測された3時間雨量は、秋田県鹿角市で午後0時50分までに53.5ミリ、青森県三戸町で午後1時20分までに52.0ミリ、岩手県洋野町で午後3時までに55.0ミリとなった。
 一方、東海や近畿では1日夜から2日未明にかけ、台風10号から変わった熱帯低気圧の影響で断続的に雨が降ったが、この低気圧は消滅した。
 フィリピンの東海上では1日午後9時に台風11号が発生し、2日は同国に上陸した。今後西方の南シナ海へ進み、日本には影響がないと予想される。 

(ニュース提供元:時事通信社)