2024/06/12
防災・危機管理ニュース
ロシア国防省は11日、北方艦隊の原子力潜水艦「カザン」とフリゲート艦「アドミラル・ゴルシコフ」が、大西洋で高精度ミサイルの演習を開始したと発表した。ウクライナ侵攻を背景に対立が深まる米国を威嚇する狙いとみられる。
キューバ海軍によると、これら2隻を含む北方艦隊の4隻が12日、同国の首都ハバナに寄港。核兵器は搭載していないという。
キューバのロドリゲス外相は新興国グループ「BRICS」外相会議の拡大会合参加のため、10~12日の日程でロシアを訪問。北方艦隊の寄港はこれに合わせた可能性もある。ロシアは5月、旧ソ連の対ドイツ戦勝記念日に際してキューバのディアスカネル大統領を招くなど、関係を強化している。
ロシア国防省によれば、今回の高精度ミサイルの演習は「コンピューターシミュレーション」を使ったもの。実弾演習とは銘打っておらず、国防省が公開した40秒の映像にもミサイル発射の様子は収められていない。
〔写真説明〕北方艦隊のフリゲート艦「アドミラル・ゴルシコフ」=ロシア国防省が11日に公開した映像より(EPA時事)
〔写真説明〕演習を行う北方艦隊の原子力潜水艦「カザン」の乗組員ら=ロシア国防省が11日に公開した映像より(EPA時事)
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/01/07
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/01/05
-
-
-
-
-
能登の二重被災が語る日本の災害脆弱性
2024 年、能登半島は二つの大きな災害に見舞われました。この多重被災から見えてくる脆弱性は、国全体の問題が能登という地域で集約的に顕在化したもの。能登の姿は明日の日本の姿にほかなりません。近い将来必ず起きる大規模災害への教訓として、能登で何が起きたのかを、金沢大学准教授の青木賢人氏に聞きました。
2024/12/22
-
製品供給は継続もたった1つの部品が再開を左右危機に備えたリソースの見直し
2022年3月、素材メーカーのADEKAの福島・相馬工場が震度6強の福島県沖地震で製品の生産が停止した。2009年からBCMに取り組んできた同工場にとって、東日本大震災以来の被害。復旧までの期間を左右したのは、たった1つの部品だ。BCPによる備えで製品の供給は滞りなく続けられたが、新たな課題も明らかになった。
2024/12/20
-
企業には社会的不正を発生させる素地がある
2024年も残すところわずか10日。産業界に最大の衝撃を与えたのはトヨタの認証不正だろう。グループ会社のダイハツや日野自動車での不正発覚に続き、後を追うかたちとなった。明治大学商学部専任講師の會澤綾子氏によれば企業不正には3つの特徴があり、その一つである社会的不正が注目されているという。會澤氏に、なぜ企業不正は止まないのかを聞いた。
2024/12/20
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方