2024/04/26
防災・危機管理ニュース
じもとホールディングス(HD)は26日、傘下のきらやか銀行が2009年に国から受けた200億円の公的資金について、今年9月の期限までの返済が困難になったと発表した。同行の取引先で大口の粉飾決算が発生するなどしたため、24年3月期に2期連続の大幅赤字となることが影響。返済時期の見直しを含め国と協議を始める。
じもとHDの24年3月期の純利益は過去最大の234億円の赤字となる見込み。きらやか銀で取引先への再生支援や経営破綻の備えなどとして、与信関係費用185億円を計上するため。
経営責任を取り、じもとHDの川越浩司会長(きらやか銀頭取)、鈴木隆社長(仙台銀頭取)、内田巧一常務(きらやか銀常務)は、公的資金返済の見通しがついた段階で辞任する。
(ニュース提供元:時事通信社)
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