2023/12/24発生の、インドネシア・ニッケル精錬工場で熔鉱炉の修理中に爆発、火災

何かの原因で爆発が起きて炉の壁が崩壊したことで炉内に残留していたスラグが流出し、付近にあった酸素タンクが破裂するなどして複数回の爆発が起きた可能性。また、流出したスラグで周辺の可燃物に着火した可能性。熔鉱炉は修理のため稼働していなかった。作業員18名が死亡,44名が負傷

2023/12/25発生の、愛媛・タオル工場で火災

工場1階にあった織機から出火した可能性。工場と、隣接する同工場の別の建物の計2棟、計約3,500平方mが全焼

2023/12/26発生の、南アフリカ・横転したタンクローリから漏洩したガソリンが爆発

ガソリンを積載したタンクローリが横転し、漏洩したガソリンに何かの原因で着火した可能性。ガソリンを集めに来た住民40名以上が死亡し、83名がやけどなどで負傷

2023/12/31発生の、神奈川・自動車部品工場で熱処理工程の炉から火災

自動車用部品、船舶用エンジンバルブなどを製造する工場での火災。バルブの製造過程で、熱処理工程の炉の火で何かの可燃物に着火した可能性。火災を発見した従業員1名が煙を吸って負傷し、病院に搬送された

2024/1/1発生の、富山・肥料工場で火災

食品廃棄物を堆肥化するプラントでの火災。工場の屋根が焼けた

2024/1/2発生の、沖縄・クリーニング工場で火災

業務用リネンなどのクリーニングを請負う工場での火災。工場2階の従業員の休憩室と、業務用大型洗濯機が置かれた機械室の燃え方が激しかった

2024/1/4発生の、沖縄・クリーニング工場で火災

上記1/2に火災が起きたクリーニング工場の別の建屋での火災。何かの原因で工場の1階部分から出火し、階段部分に置かれたシーツやタオルなどに延焼して被害が拡大した可能性。工場が全焼

出典:産業技術総合研究所 安全科学研究部門「さんぽのひろば