2023/12/18
防災・危機管理ニュース
政府は18日、一般ドライバーが自家用車を使って有償で乗客を運ぶ「ライドシェア」について、タクシー会社の運行管理の下、来年4月から一部認める方針を固めた。タクシーが不足する地域や時間帯を限定して解禁する。20日にもデジタル行財政改革会議(議長・岸田文雄首相)を開き、方針を示す。
ライドシェアは道路運送法で原則禁止となっている。新たな方針では、需要の高まる時間帯や都市部・観光地を含めた地域に限り、タクシー運転手ではない一般ドライバーを活用できるようにする。交通手段を確保するのが難しい過疎地で、自治体やNPO法人に限定して有料の送迎を認めている現行の「自家用有償旅客運送」制度を拡充する。
安全性確保や事故時の補償に関する懸念を踏まえ、車両運行の管理や運転手への教育、車両整備などをタクシー会社に担わせることを想定している。一方、全面解禁に向けた法整備は来年4月以降に検討する見通しだ。
〔写真説明〕官邸に入る岸田文雄首相(中央)=18日午前、東京・永田町
〔写真説明〕デジタル行財政改革会議で発言する岸田文雄首相(左)。右は河野太郎デジタル相=11月22日、首相官邸
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/10/15
-
-
-
-
なぜコンプライアンスの方向性はズレてしまったのか?
企業の不正・不祥事が発覚するたび「コンプライアンスが機能していない」といわれますが、コンプライアンス自体が弱まっているわけではなく、むしろ「うっとうしい」「窮屈だ」と、その圧力は強まっているようです。このギャップはなぜなのか。ネットコミュニケーションなどから現代社会の問題を研究する成蹊大学文学部の伊藤昌亮教授とともに考えました。
2024/10/10
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/10/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方