2023/08/06
産総研「さんぽのひろば」週刊化学災害ニュース
2023/7/23発生の、沖縄・花火大会で打揚煙火の火の粉で植栽火災
打揚煙火の火の粉で植栽に着火した可能性。花火大会での煙火の打揚げは5年ぶりで、過去に打揚げたことがない場所から打揚げていた
2023/7/24発生の、千葉・製油所で貨物船に積込中の硫黄が噴出
複数の作業員がホースを使用して貨物船に硫黄の積込作業をしていた際に硫黄が噴出。作業員1名が硫黄を浴びて顔や背中にやけどで重傷
2023/7/24発生の、タイ・花火工場で爆発,火災
工場内の煙火保管場所の電気遮断機から出た火花で煙火などに着火した可能性。工場内に保管されていたカリウム塩に着火する可能性があり、現場が立入禁止となった
2023/7/25発生の、愛知・大学の研究施設の部屋で火災
無人の執務室での火災。ノートパソコンの周辺にあった紙類に何かの原因で着火した可能性。警備員1名が煙を吸って軽傷
2023/7/26発生の、北海(オランダ沖)・航行中の自動車運搬船で火災
日本の船舶会社がチャーターしたインド船籍の自動車運搬船での火災。積載されていた電気自動車(EV)付近から出火した可能性。船には乗組員ら23名が乗船しており、うち1名が死亡。22名が入院し、うち数名が負傷
2023/7/27発生の、ギリシャ・山火事による弾薬庫の爆発
ギリシャでは最高気温が40℃前後になる日が続いて山火事が発生しており、その火が弾薬庫に延焼して弾薬などに着火した可能性。けが人はなかったが、住民約2,000名が避難
出典:産業技術総合研究所 安全科学研究部門「さんぽのひろば」
産総研「さんぽのひろば」週刊化学災害ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/11/26
-
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
-
セキュリティーを労働安全のごとく組織に根付かせる
エネルギープラント建設の日揮グループは、サイバーセキュリティーを組織文化に根付かせようと取り組んでいます。持ち株会社の日揮ホールディングスがITの運用ルールやセキュリティー活動を統括し、グループ全体にガバナンスを効かせる体制。守るべき情報と共有すべき情報が重なる建設業の特性を念頭に置き、人の意識に焦点をあてた対策を推し進めます。
2024/11/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/11/05
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方