2023/04/19発生の、熊本・石灰工場の重油タンクで火災
何かの原因でタンクから漏洩した重油に、金属の切断時に出た火花で着火した可能性

2023/04/20発生の、茨城・原子力関連研究機関で点検中に放射性物質が飛散
外部業者の作業員が室内大気の放射線量を計測する排気モニタの点検作業中に、標準サンプルが入った容器が破損して約15,000Bq分のヨウ素129が床約2.5平方mに飛散。作業員の被曝はなし

22023/04/21発生の、山口・金属製品工場で漏洩した燃料から火災
粉砕設備付近で漏洩した燃料に着火した可能性。処理場の粉砕設備の一部が焼損

2023/04/25発生の、台湾・食品工場で製造機械の火災
工場内には従業員22名がおり、そのうちの多くが4階の冷蔵庫内に避難したが、ドアの隙間から煙が入り、うち7名が死亡し、3名が重体となり、12名が負傷。火災で同工場内が停電した上、煙が充満して視界不良で避難できなかったため従業員が冷蔵庫に避難した可能性

2023/04/25発生の、茨城・原子力関連研究機関で変圧器の火災
加速器装置の調整運転中に電源が非常停止したため、職員が確認したところ変圧器から出火していた。現場は放射線管理区域外で放射性物質の漏洩はなかった。原因が判明して対策が取られるまで、同電源棟の運用が停止され、実験の一部が休止された

2023/04/27発生の、愛知・中学校で理科の実験中に水酸化ナトリウム水溶液が飛散して生徒にかかる
水酸化ナトリウム水溶液を電気分解して水素を発生させる実験中、教諭が発生した水素にライターで着火した際、水酸化ナトリウム水溶液が飛散。周囲にいた生徒5名の顔や衣服にかかり、うち1名の目に入ったため病院で治療を受けたが、視力などへの影響はなかった。実験のマニュアルでは保護めがねを着用することになっていたが、ほとんどの生徒がマスクをしていたため、教諭が保護めがねが曇ると安全でないと判断し、生徒に保護めがねを着用させていなかった

出典:産業技術総合研究所 安全科学研究部門「さんぽのひろば