企業と従業員を守るための知識とケーススタディー
【月刊BCPリーダーズ】4月号

 

4月から新年度が始まり、企業の防災・BCP、リスクマネジメントも新体制で再スタートです。折しも政府のコロナ政策が転換点を迎え、社会が以前の姿を取り戻しつつあるタイミング。さまざまな規制・ルールの緩和に合わせ、現行の仕組み、運営を見直す企業も多いでしょう。

 

この3年間、企業のリスク環境は大きく変わりました。目まぐるしく移行する感染対策フェーズ、そのなかで起きる地震や風水害、長期化するウクライナ戦争、多発するサイバー攻撃、内部不正に炎上、揺れ動く市況――。新たな危機が次々と現れ刻々と変化する状況は、従来のBCPが想定していなかったパターンです。

このストレスフルな環境のなか、企業の危機管理はどう進歩したのか。コロナ禍からの再スタートにあたり、組織風土やガバナンスシステムの何を反省し、何を改善すべきか。専門家のインタビューと企業の取り組み事例から考えます。