公共トイレ内は「当然」禁煙です!
マナーを守れない人たちに向けたピクトグラム

藤代 洋行
ピクトグラムアーティスト、甲種防火・防災管理者、防災士。ピクトグラムアートは世界初! 知的財産権(著作権・動き商標・商標)+知的財産権保護(著作権・確定日付)を取得しています。「動き商標」と「商標」をベースにしたデジタルアート作品です。伊勢屋グループの代表(Pictogram Art、手話指文字・点字アート、Origami Art、障害者コンサルタントコズミック、SOHOしあわせのハコ)
2022/03/27
防災とピクトグラム
藤代 洋行
ピクトグラムアーティスト、甲種防火・防災管理者、防災士。ピクトグラムアートは世界初! 知的財産権(著作権・動き商標・商標)+知的財産権保護(著作権・確定日付)を取得しています。「動き商標」と「商標」をベースにしたデジタルアート作品です。伊勢屋グループの代表(Pictogram Art、手話指文字・点字アート、Origami Art、障害者コンサルタントコズミック、SOHOしあわせのハコ)
「トイレ内は禁煙」を制作しました。ピクトグラムアートによる「禁煙」に対する社会風刺です。何も言えない赤ちゃんにタバコの煙を吸わせたくない思いがありますので、問題に正面から向き合うきっかけにしてほしいと思います。
今年の1月、防火・防災管理者の講習を受けた際、「出火原因の1つがタバコ」と聞き、そういえば、「公衆トイレでタバコのにおいがする」「便器にタバコ捨ててあった」などと、思い出したのが始まりでした。
多目的(多機能)トイレでも、タバコのにおいがすることがあります。多目的トイレは「東京都福祉のまちづくり条例施行規則」において「だれでもトイレ」という名称が使われていますので、以下「だれでもトイレ」といいます。
皆さん公共トイレ内でタバコの煙やにおいをかいだ経験ありませんか? 私は、男性用トイレやだれでもトイレを利用すると、月1回以上はタバコの煙やにおいがするトイレに遭遇します。公共トイレ内でタバコを吸う人は、他人に迷惑をかけているとは思っていないのでしょう。しかし、においは意外に長く残っているものです。さすがにタバコの煙を見かけた場合は、改札口で駅員さんに伝えて出るようにしています。
最近は、男性用トイレにも「ベビーチェア」や「おむつ交換台」が設置され始めていますし、だれでもトイレには「ベビーチェア」「おむつ交換台」「ベビーベット」のうち1つ以上設置されているのを見かけることが多いのではないでしょうか。そうです。父親が用を足しているときに、赤ちゃんをベビーチェアに座らせて待たせたり、おむつ交換台やベビーベットで赤ちゃんがおむつ替えでご利用するのです。
タバコを吸わない人が、自分の意思とは関係なくタバコの煙を吸い込んでしまうことを「受動喫煙」といいます。他人のタバコの煙を吸うだけで喫煙者と同じ病気のリスクがあり、タバコのにおいを嗅いだだけで健康被害を受けます。受動喫煙のリスクは科学的にも証明されています。何も言えない赤ちゃんにタバコの煙やにおいを嗅がせるのですか?
おすすめ記事
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/04/22
帰宅困難者へ寄り添い安心を提供する
BCPを「非常時だけの取り組み」ととらえると、対策もコストも必要最小限になりがち。しかし「企業価値向上の取り組み」ととらえると、可能性は大きく広がります。西武鉄道は2025年度、災害直後に帰宅困難者・滞留者に駅のスペースを開放。立ち寄りサービスや一時待機場所を提供する「駅まちレジリエンス」プロジェクトを本格化します。
2025/04/21
大阪・関西万博 多難なスタート会場外のリスクにも注視
4月13日、大阪・関西万博が開幕した。約14万1000人が訪れた初日は、通信障害により入場チケットであるQRコード表示に手間取り、入場のために長蛇の列が続いた。インドなど5カ国のパビリオンは工事の遅れで未完成のまま。雨にも見舞われる、多難なスタートとなった。東京オリンピックに続くこの大規模イベントは、開催期間が半年間にもおよぶ。大阪・関西万博のリスクについて、テロ対策や危機管理が専門の板橋功氏に聞いた。
2025/04/15
BCMSで社会的供給責任を果たせる体制づくり能登半島地震を機に見直し図り新規訓練を導入
日本精工(東京都品川区、市井明俊代表執行役社長・CEO)は、2024年元日に発生した能登半島地震で、直接的な被害を受けたわけではない。しかし、増加した製品ニーズに応え、社会的供給責任を果たした。また、被害がなくとも明らかになった課題を直視し、対策を進めている。
2025/04/15
生コン・アスファルト工場の早期再稼働を支援
能登半島地震では、初動や支援における道路の重要性が再認識されました。寸断箇所の啓開にあたる建設業者の尽力はもちろんですが、その後の応急復旧には補修資材が欠かせません。大手プラントメーカーの日工は2025年度、取引先の生コン・アスファルト工場が資材供給を継続するための支援強化に乗り出します。
2025/04/14
新任担当者でもすぐに対応できる「アクション・カード」の作り方
4月は人事異動が多く、新たにBCPや防災を担当する人が増える時期である。いざというときの初動を、新任担当者であっても、少しでも早く、そして正確に進められるようにするために、有効なツールとして注目されているのが「アクション・カード」だ。アクション・カードは、災害や緊急事態が発生した際に「誰が・何を・どの順番で行うか」を一覧化した小さなカード形式のツールで、近年では医療機関や行政、企業など幅広い組織で採用されている。
2025/04/12
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方