第150回:急速に普及するIoT技術に求められるセキュリティー対策
Nozomi Networks / OT/IoT Security Report
合同会社 Office SRC/
代表
田代 邦幸
田代 邦幸
自動車メーカー、半導体製造装置メーカー勤務を経て、2005年より複数のコンサルティングファームにて、事業継続マネジメント(BCM)や災害対策などに関するコンサルティングに従事した後、独立して2020年に合同会社Office SRCを設立。引き続き同分野のコンサルティングに従事する傍ら、The Business Continuity Institute(BCI)日本支部事務局としての活動などを通して、BCMの普及啓発にも積極的に取り組んでいる。一般社団法人レジリエンス協会 組織レジリエンス研究会座長。BCI Approved Instructor。JQA 認定 ISO/IEC27001 審査員。著書『困難な時代でも企業を存続させる!! 「事業継続マネジメント」実践ガイド』(セルバ出版)
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今回紹介させていただく報告書は、IoTネットワークのセキュリティー対策を専門とするNozomi Networksが2021年7月に発表した「OT/IoT Security Report」である。
タイトルにある「OT/IoT」という表現のうち、「IoT」は「Internet of Things」の略であり、読者の皆さまの多くが既にご存じなのではないかと思うが、さまざまなセンサーやデバイスをインターネットにつないで活用する技術である。「OT」とは「Operational Technology」の略で、工場や社会インフラで使われている設備やシステムが最適に動作するよう制御するための運用技術を指す。
本報告書は下記URLにアクセスして、氏名やメールアドレスなどを登録すれば、無償でダウンロードできる。
https://www.nozominetworks.com/ot-iot-security-report/
(PDF 39ページ/約 6.2 MB)
本報告書は主に次の3つのセクションから構成されている。
・ランサムウェア
・脆弱(せいじゃく)性分析
・IoTセキュリティーカメラ
2つ目の「脆弱性分析」の部分はサイバーセキュリティーの専門的な内容が多く、正直申し上げて筆者にも理解できない内容が多いので、本稿では「ランサムウェア」と「IoTセキュリティーカメラ」の部分を中心にナナメ読みしていきたいと思う。
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