海外出張者に安否確認依頼(左)、管理者に危機発生情報(右)を自動通知する

セーバートラベルネットワーク(本社:米国テキサス州)の日本支社であるセーバージャパンは13日、海外出張時の危機管理と企業側の管理義務を効率よくサポートするソリューション「SafePoint (セーフポイント)」を日本市場向けに本格展開すると発表した。海外出張時の旅程に関するあらゆる情報収集に加えて危機管理も含め一元管理ができる。

世界で11万社以上の旅行会社が採用する同社の旅程管理アプリ「TripCase(トリップケース)」と連動し、世界最大手の危機管理会社iJet社から「危機:地震など」「警告:ストライキなど」の2つのレベルの正確な危機管理情報をリアルタイムで受信する。旅程と連動するため、当該エリアから100マイル(約160km)以内まで、かつ48時間先までのエリア滞在対象者を含め、監視対象者へ通知することができる。

例えば、ある地理的ポイントやエリアで危機レベルの事象が発生すると、 影響下にある出張者に「SMS」「Eメール」「TripCase内のアプリメッセージ」「TripCaseのプッシュ通知」の4手段による安否確認依頼を自動通知、同時に監視対象出張者が所属する企業の管理者へ「Eメール」「管理画面のダッシュボード」で自動通知する。対象出張者は受け取った安否確認依頼に対してTripCaseアプリ画面で「問題なし(I am Okay.)」または「サポートが必要(I need assistance.)」を即座に返答、送信位置情報も同時に共有できる。管理者は「管理者用ダッシュボード」にデスクトップ、タブレット、スマートフォンのいずれからでもアクセス可能。対象出張者の返答状況と内容、位置情報、それぞれの旅程などを簡単に確認でき、有事の対応に基づき必要なサポートを迅速に提供することができる。

初期導入費用+1トリップ旅程あたりの課金で、「警告・出張者へのメッセージ数無制限」「管理者向けダッシュボード研修」「TripCase一斉登録」などのパッケージを提供するシンプルな料金体系となっている。現在は英語版のみだが、今後iJet社の言語対応に伴い、日本語版の提供を検討している。

■ニュースリリースはこちら
https://www.sabre.com/locations/japan/releases/20180213_safepoint/

(了)

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リスク対策.com:横田 和子