2018/02/09
ニュープロダクツ
ヘルスケア支援事業をおこなうメディカルローグは1日、順天堂大学眼科と共同開発した、花粉症予防ができる生活者向けのiPhone用アプリ「アレルサーチ」を発表した。花粉症を患うユーザーが日々の症状管理や対策に役立てるほか、データを医学的分析に活用して新たな花粉症対策の確立を目指す。
同アプリでは、スマートフォンで撮影した目の画像から診断した充血度とアンケートから自分の花粉症の深刻度を数値化する「花粉症レベルチェック」、花粉の飛散量や花粉症の流行状況がわかる「花粉症レベルマップ」、また花粉症の発症に関係があるといわれる「QOL(生活の質)度チェック」や「労働生産性チェック」などをアンケートなどで定点診断する機能も搭載。花粉症を患う人が日々の 症状管理や対策に活用できる。
また花粉症の原因は一つではなく、大気汚染など環境要因、食事・喫煙・運動などの生活習慣、家族歴・年齢など疫学的要因などが複合して発症しているとみられている。同アプリでは、ユーザーが日々入力するデータを収集し医学的に分析することで、今まで行われてこなかった花粉症の複合的要因を解明し、 新たな花粉症対策の確立を目指す。将来的には花粉症で保険診療からセルフメディケーション(自己管理)に転換させ、医療費削減に貢献していくという。
開発にあたっては、順天堂大学眼科がクラウドファンディングに挑戦。目標の開発資金額を達成したことで実現した。
■アプリの公式ページはこちら
http://allergy-search.com/
(了)
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com:峰田 慎二
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/12/24
-
-
-
能登の二重被災が語る日本の災害脆弱性
2024 年、能登半島は二つの大きな災害に見舞われました。この多重被災から見えてくる脆弱性は、国全体の問題が能登という地域で集約的に顕在化したもの。能登の姿は明日の日本の姿にほかなりません。近い将来必ず起きる大規模災害への教訓として、能登で何が起きたのかを、金沢大学准教授の青木賢人氏に聞きました。
2024/12/22
-
製品供給は継続もたった1つの部品が再開を左右危機に備えたリソースの見直し
2022年3月、素材メーカーのADEKAの福島・相馬工場が震度6強の福島県沖地震で製品の生産が停止した。2009年からBCMに取り組んできた同工場にとって、東日本大震災以来の被害。復旧までの期間を左右したのは、たった1つの部品だ。BCPによる備えで製品の供給は滞りなく続けられたが、新たな課題も明らかになった。
2024/12/20
-
企業には社会的不正を発生させる素地がある
2024年も残すところわずか10日。産業界に最大の衝撃を与えたのはトヨタの認証不正だろう。グループ会社のダイハツや日野自動車での不正発覚に続き、後を追うかたちとなった。明治大学商学部専任講師の會澤綾子氏によれば企業不正には3つの特徴があり、その一つである社会的不正が注目されているという。會澤氏に、なぜ企業不正は止まないのかを聞いた。
2024/12/20
-
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方