平時はもちろん災害時にもつながりやすい

株式会社サークル・ワン(本社:大分県別府市)は、防災用小型IP通信機「ハンディ・コスモトークC250TR」の販売を進めている。パケット通信網を利用し通信するため、災害時に遮断されにくい。平時は組織別に利用し、有事の際には予め構成した枠組みの中で、組織・団体に関係なく、いつでも、どこでも、誰とでも通話ができる。

従来の無線機は、電波法により「免許人」に周波数が割り当てられているので免許人以外は使えず、災害時に警察・消防・自治体関係者は相互間の通話ができないというデメリットがあった。

専用アプリを使用し、ユーザーが持っているスマートフォンやPCとハンディ・コスモトークとの相互一斉通話も可能。何百キロも離れた2地点にサーバーを設置しバックアップしているので、万が一サーバーが被災し故障した際にも通話ダウンを避けられる。ユーザーごとに余裕を持ったサーバー構成を行うため、急激な通信量の増大にも対応し、誰でも安定した通話ができる。

防水規格IP×7機能を備え、重量は230gと軽量。バッテリー待機時間は約12時間。単三電池を使用できるので、停電しても継続して使える。

自治体の場合、単体でどこからでも屋外拡声子局に放送が可能で、有事の際に親局が被災した場合でも、親局に代わり避難指示など防災無線放送ができる。職員が避難しながら市民へ呼びかけることもできるようになる。また、市民のスマートフォンへ自治体からの防災放送を流す「コスモキャスト」とも連動する。

Wifiカメラの映像を送受信でき、複数の通信キャリアの切り替えができる次世代機「ハンディ・コスモトークC350-CWB」の発売を2018年2月に予定しており、有事だけでなく平時の一斉通信手段としても活用の幅が広がっていく。

同社は「有時には迅速な状況把握が必要になる。ユーザー所有のスマートフォンと専用機が相互に通話できるシステムはコスモトークの特長であり、コストを抑えながら距離に関係なく一斉につながる手段を整備する一助として頂きたい」とする。

 

■商品詳細はこちら
http://www.cosmotalk.co.jp/


(了)