神戸に行ったら絶対に外せない!「人と防災未来センター」

次に各地にある防災館のご紹介です。神戸に行くことがあったら絶対に寄っていただきたいのが、ここ。神戸市にある「人と防災未来センター」。

(画像提供:人と防災未来センター)

■阪神・淡路大震災記念「人と防災未来センター」
http://www.dri.ne.jp

夏休みのこどもむけの防災未来学校もあります。ペットボトル地震計作りや、手作りラジオの作成は防災に関心がなくても楽しめそう!

夏休み防災未来学校「手作りラジオに挑戦しよう!」(画像提供:人と防災未来センター)

■夏休み防災未来学校2017
http://hitobou.com/event/summer/

そして、なんといってもこの施設の圧巻は、西館4Fにある震災追体験フロアの「1・17シアター」。ダイジェスト映像はこちらでもご覧になれますが、これは是非、館内の巨大スクリーンでご覧いただきたいです。

■震災追体験フロア「1・17シアター」
http://www.dri.ne.jp/kanran/hito/digest.html

西4階大震災ホール(画像提供:人と防災未来センター)

こんな言い方をしていいのかわかりませんが、今まで入った防災体験館で最も怖いと感じたのがこれでした。私が阪神・淡路大震災を体験しているのでトラウマもあるのでしょうが、巨大スクリーンによるスケールの大きい建物が倒れてくるリアルさや、何と言っても音がそのまま再現されているのが本当に怖くて。

起震車での音よりもさらに、体内に響いてくる地震の轟音について知っておいて欲しいです。地震で揺れ始めると、先生や係員の指示に従いたくても声も聞こえない、身動きもとれないことが一番わかっていただける施設です。絶叫型ジェットコースターに乗る勇気があれば、ここも是非!

再現された震災直後のまち(画像提供:人と防災未来センター)

次は阪神・淡路大震災つながりで、北淡震災記念公園にも行ってみて欲しいです。

ちょっと足を延ばして淡路島。「北淡震災記念公園」

■野島断層保存 「北淡震災記念公園」
http://www.nojima-danso.co.jp

淡路島は個人的に玉ねぎを買うためだけに寄りたくなってしまう場所でもあるのですが、こちらの施設は野島断層がそのまま保存されていたり、断層の真上にあるお家がそのまま保存されている、他にはない施設なので、一度は寄っていただくことをお勧めします!

地震の力に圧倒されます (北淡震災記念公園 野島断層保存館)(画像提供:あんどうりす)

写真や映像で見るよりも、この大きさの断層を数分ではなく数秒で動かしてしまう地震の力に圧倒されます。先日、講演のスライドでこの写真をお見せしたら小学生が、びっくりして、「えー」と声をあげていました。断層って何?ということが深く理解できる場所でもあります。触ることもできます。

1995年、阪神・淡路大震災で転倒した家具の再現(北淡震災記念公園)(画像提供:あんどうりす)


また、倒れた家具類の展示物を見ていると、1995年からどれだけ、家具の転倒防止がすすんでいるのだろうか。各地で地震が起こるたび、同じことが繰り返されるのはなぜなのか、考えさせられます。

という感じで、今回は兵庫県メインになりましたが、来週も続きを紹介していきます!

(続く)