タイムラインを知った第19回目の会議

「当然だけど、各町会の組織の状況や抱えている不安は千差万別。それでもとにかく『地域』としてまとめていきたかったので、町会の垣根を超えてグループを構成し、話し合いを続けました」

そうして迎えた19回目の会議は『タイムライン』の勉強会となりました。東京都が発信している『マイ・タイムライン』です。

 

東京都防災ホームページ
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/mytimeline/

「水害が想定されている時に、自分がいつからどこに避難するかを時系列に事前にまとめておく取り組み。この話を聞いた時、一個人ではなく、この会議で大切にしてきた『地域』でタイムラインを検討しなければならないのではないかという話が委員の皆さん、そして一緒に活動をしてくれていた松尾先生からも出たのです。そこからこの水害委員会では『コミュニティ・タイムライン』の作成に励んできました」

※コミュニティ・タイムラインは風水害の予報や河川水位情報などをもとに避難のタイミングや取るべき防災行動を地域で話し合い、いつ、だれが、何をするかを定めた行動計画

「水害が来ることを想像して、避難する過程でどんなことが想定されるのか、とにかく自分たちが思ったことをどんどん出していきました。出しては整理、出しては整理で、コミュニティ・タイムラインを作成していきました。綺麗にまとめることが目的化してしまいそうになったけど、できるだけ早まらないよう今も話し合いを続けています。参加している人が主体的に考えられる場をつくることが私の役割だと思っています」

このように、自分たちの手による主体的な計画づくりが行われています。