例えば、

人目につきやすい場所に設置!

出典:「マンホールトイレ 整備・運用のためのガイドライン」(国土交通省HP) http://www.mlit.go.jp/common/001121937.pdf
 

安全上大事ですよね。
 

男女別を基本とし、男女の出入口の向きを変えるなど、動線を分けて設置する
 

そうそう。向きが一緒だと防犯上不安になりますから。
 

車いすでもアクセスできる配置


バリアフリーやLGBTQの方でも気兼ねなく使える誰でもトイレの発想、災害時に少なくて問題になっていました。小学生から中学生までの男の子と女性保護者が近くまで行けるトイレというのも、防犯上大切です。配置って、結構大切です♪

容易に開けられない。中と外に照明〜シルエットがみえない~。

出典:「マンホールトイレ 整備・運用のためのガイドライン」(国土交通省HP) http://www.mlit.go.jp/common/001121937.pdf


簡単に開いてしまうトイレなんて入れないし、トイレに行きたくなくなりますよね。こんな風にかゆいところに手が届く、すてきなガイドラインです♪秋冨先生に質問するたびに、ガイドラインに書いてますよと笑顔でおっしゃった意味がよくわかります。

もう1つ、国土交通省ガイドラインのここにも注目してほしいです。
 

「女性用トイレを男性用トイレよりも多くする」
ということや、

 

 

 


「女性や要配慮者等に意見を求め、安全性や快適性を高めることに努める」

と書いています。

これは、かの難民支援の国際基準である「スフィア基準」を彷彿させる文章ではないですか♪

 
スフィア基準(https://www.refugee.or.jp/sphere/)ではこう書かれています。
• 衛生の促進に必要な物品について男女両方および広い年齢層の被災者から意見を聴く。特に適切な生理用品について女性や少女に意見を聴く。(P.86-89)
• あらゆる年齢層の男女および多様な脆弱な人々から支援に関する意見を聴く。発言しにくい障壁があれば取り除く(P.51-53)

難民支援の国際基準では、女性というだけでなく少女やあらゆる年齢層、多様な人から意見を出しやすいようにと配慮されています。マンホールトイレのガイドラインでは「少女」とは書いていませんが、「要配慮者」とあるので少女を含むあらゆるの気持ちにも配慮してくれてますよ!専門家の意見も大事だけど、一番現場で困ってる人の声を大事にするガイドラインっていままでなかったように思います。ほんとに画期的♪

被災地でトイレのことは「女性から言い出しにくかった」との声があがるたびに、災害対策の先進国であるべき日本ももっとなんとかならないかなあと思っていたので、こんなに素敵なガイドラインができたことが嬉しいです!